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52.2020年3月(休職)

藤原秋風(ふじわらあきかぜ) 26才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後本業と副業で多忙中

田代尚樹(たしろなおき) 5年目の先輩であるが秋風の部下となる

柴山加奈子(しばやまかなこ) 前世では恋人で、上司の湯原一雄との浮気相手となり別れることになったが、今世では田代が恋人

2020年1月

秋風は司法修習生の面接を受けていた。

「司法試験合格が2014年で今25歳?」

裁判官であろう40代頃の男性と30代位であろう若い女性の2人が面接官。うち一人の男性が不思議そうな顔で秋風を見ている。

「はい、幸運にも大学3年生で受かりましたのでそうなります。」

「大学1年から試験勉強してたんだよね。なるほど、すごいな。」二人とも驚く。


「大学1年生の時に法律の面白さを知り、学んでいたらこうなりました」

飄々と答える秋風に笑う2人に戸惑う秋風。

「ごめんなさい。法曹界にいないのよ。あなたのような純粋な人が。それなのにあまりにも当たり前のように答えるので、新鮮なの」女性が教えてくれた。


「好きな法律は何ですか?」

「憲法です」

「なんでかね?」

「日本人の想いが感じられるからです」

「憲法改正には反対?」

「9条2項の事でしたら、時代に合わせて法律も変えるべきと思っていますが、芦田修正がある限り改正は不要と考えます」


※「芦田修正」とは、日本国憲法第9条2項の冒頭に「前項の目的を達するため」という文言が追加された修正を指し、これは憲法制定時の審議で芦田均(後に首相)がGHQと対立して提案・実現したもので、「自衛のための武力行使や戦力保持は可能」という解釈の余地を残したとされる。


「なるほど」

「日本人の精神は変わらないので、極力他の法律で時代に合わせて修正していけば良いとは思っていますし、自衛の軍隊の保持は憲法で認められていると理解しています。外国からの圧力で芦田修正をあえて議論にしていない思惑が見え隠れします」

「採用されると、準公務員扱いのため、会社を休職する必要となるが、大丈夫ですか?」

「はい、休職する予定で、人事部には通知済みです」

「分かりました。以上になります。お疲れ様です」


翌月の2月、秋風は無事に内定通知をもらったので、4月から1年間の休職届けを出した。

会社の事務所にて、部下の田代が不思議そうに見ている。

「エリート街道に乗っているのに、休職するのは勿体無い」

私物を片付けておく秋風に声をかける田代。

「藤原マネージャー。4月から課長が代わるとの辞令が出ていました。」

パソコンの辞令を指差す柴山加奈子。

辞令をを見る秋風。

画面には「湯原一雄」の文字が見えた。

前世で恋人だった柴山加奈子を不倫で奪ったダメ上司である。

「田代さん、湯原さんですが、あまり良い噂を聞かないので気をつけてください」

「そうか?僕は何も聞いていないけど。ありがとう一応、様子は見ておく」

湯原は柴山に会ってからおかしくなっただけなので、当然噂は未だ何もない。


 手元現金     94万ドル

 日本秋風      41億円

(運用利益)    315億円

 ハワイ秋風    60万ドル

 ドバイ秋風  70,000万ドル

ドバイ秋風 (ビットコイン)333,638万ドル

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