【プロローグ】
作者の初、なろう小説。
少しでも多くの方に見てもらえると嬉しすぎて跳ねる。
是非目を通して欲しいです。
俺は死んだ。
正確にはまだ意識があるけれど、いずれ死ぬ。
何一つ上手くいかなくて、何一つ結果を残せなかった。
そんな、負け組の人生のまま俺の人生は終わる。
まだ高校生だと言うのに。
まだ、彼女の1人だって出来た事がないと言うのに。
こんな事になるなら、母さんと父さんにもっと日頃から感謝を伝えて置けば良かった。
今日死ぬって分かっていたら、俺だってもっと……
いや、言い訳だな。
俺はきっと、今日死ぬ事が分かっていたとしても何もしなかった。何も出来なかったはずだ。
ただひたすらに、現実逃避を重ねて、その日を待ったに違いない。
なぜかって??
俺は腐っているからだ。
どうしようもないくらいに、俺の性根は腐りきっているからだ。
本当に救いようがないくらいに、俺の人生は終わっていたからだ。
俺の人生が、生き様が、性格が、外見が、考え方が、喋り方が……俺という人間の評価基準に置けるものの全てが、俺が腐っている人間だという事を論理ずける根拠となってしまうからだ。
あぁ、、、痛い。苦しい。
血が止まらない、一体どこから血が出ているのだろう。
俺は、使い物にならなくなり始めた脳みそをフル回転させて考える。原因さえ分かれば、もしかしたらまだ助かるかも知れない……
ダメだ、完全に詰んだ。頭が回らない、何かを考えようとすればするほど、俺の身体が弱っていくのを感じる。
まぁ…
こんな人生なら、別に要らないか。
そうだ。もし次が、来世があるとするなら。
来世はもっと上手くやろう。
周りをよく見て、よく考えてから行動するんだ。
間違えないように、道を踏み外さないように。
来世はもっと努力しよう。
いい容姿に生まれて来れなかったとしても、一生懸命努力して、それ以外の所を磨こう。
中身で勝負してみるのも案外悪くはないかもしれない。
もう死ぬ時に悔しがらないで済むように。
もう、後悔しないように。
本当に最悪な人生だったけれど。
死にたく、なかったな……
【個体名・桐谷 真央の死亡を確認。個体名・桐谷 真央の精神を、次の肉体に引き継ぎます】
こんにちは。神無月 李世です。
あとがきって何を書いたらいいんだ?!という事で、一つだけ言わせて欲しいです。
自分の小説は面白い。間違いないです。
ほとんどの小説家さんは自分の小説が1番面白いだろう、と思って小説を書いていると思います。自分も自分の小説が世界一面白いと思っています。ちょっと嘘です。
ですが、それくらいの根拠の無い自信があります。
仕方ないっすよね!頑張って書いたんだから。
もし、少しでも自分の小説を気になってくれた方がいれば!自分も頑張って書くので、この小説を読んで欲しいなと思います。