第二話 =悪夢のような(前編)=
「ただいまー!!」
家には母と弟がいるはずだ・・・・だが、声が聞こえてこない・・・いつもなら「おかえりなさい。」とか、「遅かったじゃないのー!!」などとすぐ出迎えてくれる・・・。
「(あれ・・・?いないのかな?)おーい母さん!!おーい・・・・・」
不審に思いながらも茶の間に向かう・・・・。そこには母さんらしき姿が・・・・
「あっ!母さん!ただいっ・・・・・・・・・・・・・」
母さんと思われる人が無惨な姿で倒れている・・・・。
「だっだれ?えっもしかしてっか、母さん・・っ?ねえ、違うよね、母さん、何か言ってみてよ!ねえ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
返事がない・・・・・・・・それどころか息もしてない・・・・。後ろからダレかがちかずいてくる・・・・・。怖い、、、動けない、、、恐い、、、うごけないよ・・・・
「生き残りカナ?それとも運悪くかえって来ちゃった系の子カナ??」
知らない・・・こんな人、知らない・・・だけど、分かる・・・・たぶん奴が母さんを殺した犯人だろう・・・・・いやだ、認めたくない、だってこいつ・・・・俺の・・・・父さんだかラ。
「覚えてるカナ?俺の顔、、?覚えてるよね?だって、俺が出て行ったの1年前のことだもんね・・・・・?1年前のこと覚え・・てる???ふふふ、!!はーはははっっはははは!!!」
思い出したくない・・・・・。1年前のこと例のことも・・・・。動悸が激しくなる・・・。
「嫌だ・・・・・。何で戻ってきたの・・?」
声が震えている・・・・。
「ふふふっ!!嫌だ・・・・だと?笑わせるな!!!」
いかれてる・・・。何よりも恐い・・・・。その感情でケイの頭はいっぱいだ・・・。
「それ以上はやめろ!!!お父さん、、、もう1年前の話だから・・・。」
声のふるえは増し、恐怖は最高潮まで達していた・・・。だが、父は続ける。
「どうだ、死んだお母さんは?人形みたいだろ!ははははっっっ!!」
何故か怒鳴り口調でそう言うと、いきなり自分のズボンを下ろし始めた・・・。
「なっ何してんだよ!おっおい!父さっっん!?」
いきなり、ナイフを持って俺に・・・・・
「やっやめろ!離せ!クソッ!なにすんだよ・・・!!」
とっさに、近くにあった棒で頭を数回殴り、父を突き飛ばした!・・。
「なに・・・すんだよ!!せっかくいいトコだったのによ!!!・・・・・・・・責任・・・・責任とれ!!!」
いきなり、ケイの履いていた制服のベルトに手をかけて素早くベルトを取り出した。
「や、やめろ!き、キモイ!!」
「(だ、ダレか、ダレか助けて!!!)だ、誰かあーーーー!!!」
第二話 終、、、
感想まってます!!