第一話 =はじまり=
能力系小説です!!
楽しんでください!
着席!その声とともにクラス全員がざわざわと座り出す・・・・
「ケイ、昨日のテレビ見たか?」
と、チャラケナンバー1の山本裕二が問う。
「は?いきなり!てか、昨日のテレビったって色々あんだろ・・・・」
「昨日のテレビといえば、あれしかないだろ!・・・えーっと二夜連続
の「着信ナシ@」っつー映画!あれ、チョー怖いよな!それでさ・・」
うざい感じで、かなり話す・・・・。
「見てない・・・。そしてうざい!」
これが、いつものパターンである。だが、これだけ言っても・・・・。
「今日も、やるから必ず見ろよ!着信ナシだぞ!こえーー!。」
はあーっ・・・・とため息。
「あっ、おはよう!朝倉君。」
今、気がついたかのように挨拶をする女の子、水無月花蓮である。
「お、おう!おはよう。(きょうもかわいいなーっ)」
緊張しているように挨拶する。実はケイの好きな人は、好きな人ランキングナンバー1の花蓮なのである。
「今日も、一日がんばろうね!朝倉君!」
「おう!」
と、ガッツポーズ。花蓮と話せるのはうれしいのだが、「朝倉君」と呼ばれるたびに、距離感を感じてしまう・・・・・。花蓮から見て俺はどの様に映ってるのだろうか?そんな事を時々考えてしまう。だからといって裕二に相談できる話じゃないしな・・・・・。
「皆さん明日も元気に登校しましょう!では、さようなら!」
一斉にほとんどの人が教室を飛び出していった・・・・・・・・・。
「ケイ!一緒に帰ろうぜ!帰ろっ、帰ろっ」
「ああ、いいぜ!」
こうして、彼の人生を変えるカウントダウンがはじまった・・・・・。
「なあ、凄く聞きにくいんだけどーお前って、す、好きな人とかいるのか?いたら相談に乗って欲しいんだけど・・・・」
とても聞きずらそうにケイは聞いた。すると一秒で答えが返ってきた。
「いるよーん!隣のクラスの亀沢さん!髪が長くてなんかこうすらすらーってかんじのチョー可愛い女の子!いやーもう一目惚れっつーか、なんつーか・・・・運命の人みたいな!!!!!」
「(うぜー)へい、へい・・・運命の人ねー・・・・」
少し間があいた・・・・・。その直後、裕二が言う。
「・・・・で、相談ってなんなんだ?俺様に言ってみな!」
「いつから一人称「俺様」になったんだよ!・・・やっぱなんでも無い!どーせお前に話しても、途中からお前の話に変わってるのがおちだからな!バカ!」
「バカ!?何を言う!バカって言う方がバカって昔から決まっているんだぞ!そのような物言いはやめなされ!(俺様に)」
こんな、くだらない話をしている間に家についてしまった・・・・・。これが、すべての始まりだとも知らずに・・・・・・・・・。
「じゃーな!裕二!」
第一話 終
おはようございますー!こんにちはー!こんばんはー!
これから紡ぎ出す数々の =友情・悲しみ・愛= この三つのキーワードにそって壮大なストーリーを、お送りしていきますので今後ともよろしく!! by:dairi-