第一章39.約束以上の繋がり
「ただいま帰りました」
「お帰りなさい」
「調子はどうですか?」
「大丈夫です」
「症状に変化はありませんか?」
「……このネックレスのおかげで、なんとか耐えきれました」
「……辛い思いをさせてしまいすみません」
「はい」
「……怒ってますか?」
「……久しぶりに会えた喜びとフィフティフィフティです」
「すみません……聞きましたよ。すごく、強くなりましたね」
「……私強くなんてないですよ。やらなきゃいけなかったから、そうしないと白さんを助けられないって思ったから……」
「そうですね……助けてくれてありがとうございます」
「……白さん、私頑張りました」
「はい、よく頑張りましたね」
「すごく頑張ったからご褒美があってもいいと思うんです」
「自分にできることならなんなりと」
「じゃあギュッとしてください」
「そんなことでいいんてすか?」
「いいから早く抱き締めてください。ハリーアップです」
「分かりました」
「…………暖かいです」
「……それはよかった」
「白さんがいないと私はずっと寒いままなんですよ? それなのに1年も居なくなって……」
「すみません。これからはできるだけ側に居ます」
「……でも白さんすぐ約束破るから」
「重ねてすみません……」
「今回だって、何もしなかったら白さんはあと6年も帰ってこなかった。でもそれは白さんだけのせいじゃなくて、私がなにもしなかったからでもあるんです。だからこれからは……」
「……そうですね。僕の力だけじゃ足りなかったみたいですので。協力してくれますか」
「そうですね……一度やり直していいですか? ただのお願いで結ばれた約束のままじゃ不安なので」
「いいですよ。気の済むようにしましょう」
「じゃあ……私はこの一年をかけて白さんを助けました。その労力に見合う報酬を希望します」
「はい」
「報酬として一つの契約を結んでください」
「はい」
「契約内容はこれから何があっても、私とずっと一緒にいることを他の何よりも優先することです」
「では僕からも、僕は1年前つぼみさんを助けるために大罪まで犯しました。つぼみさんの頑張りからすれば見劣りするかもしれませんが、つぼみさんと同じ報酬を希望します。いいですか?」
「白さんも私と一緒に居たいってことですか?」
「この一年で気づきました。僕は弱いですから、誰か支えてくれる人が必要なんです。その誰かは是非つぼみさんであって欲しい」
「……嬉しいです。じゃあこれで」
「契約完了ですね」
「…………今度こそずっと一緒ですね」
「はい。ずっと一緒です。これからはずっと―――――」
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