第8話「地底湖からの侵入者、巨大な蟹を料理しろ! VSジャイアントソォーンクラブ」(2)
第8話の2、公開です。
4箇所同時進行は、疲れる。。
そんな展開にした自分が悪いんやけど。
とゆうわけでちょっと各所がバタバタしてます。
ってまだ嵐の前なので軽めです。
繋ぎって感じで楽しんで頂けたら嬉しいです。
(4)
「ほんなら~色々聞かせて貰おか~。」
言いながら梨深がクォリュシュに近付いていった。
智佳は力の使い過ぎで大の字に寝転がり回復中。
その腕を枕にセラミネが寝かせられていた。
クォリュシュは体を分断されても機能は停止していないようで、
「合格シタラ話ス約束ダカラネ。
主カラ最初ニ”アナタ達ハ変則”ダト伝エルヨウ指示サレテタノ。」
そんなクォリュシュの言葉に、
「”変則(イレギュラ~)”?」
梨深が首を傾げた。
「主カラ伝エルヨウ言ワレタ事ヲ全テ話スワ。
少シ長クナルヨ。」
梨深が智佳の方に目を向けると右手で"OK"サインを出していた。
智佳も聞いている事を確認した梨深は、
「ほんなら〜話してもらおか〜。」
クォリュシュに話すよう促した。
「主ノ名前ハ"真行路反太"。
千年前文明レベルノ低カッタコノ世界ヲ発展サセタ創造者ニシテ"始まりの界渡り"ヨ。」
クォリュシュが告げた名前を聞いた梨深が、
「真行路反太やて〜!?」
驚愕の声を上げた。
その声に驚きながらも、
「梨深さんその人知ってるんっすか?」
智佳が間の抜けた声で尋ねた。
「はぁぁ〜。。」
盛大にため息をつく梨深に、
「え?え?何か変な事言ったっすか?」
智佳は戸惑いながら問い掛けた。
「あの箱で〜真行路反太ときたら〜1人しかおらへん〜。
うちらがやってたゲームと〜フルダイブシステム作った〜天才技術者や〜。」
梨深の言葉に、
「え?それってどうゆう事っすか?」
いまいち理解出来ていない智佳は放っておいて、
「千年前〜。それがこの世界の〜最大の秘密言う事やね〜。」
クォリュシュに話し掛けた。
「ソノ通リヨ。
主ガ何故私達ヲ作ッタノカ。ソレハ。。」
そしてクォリュシュの話は2時間に及んだ。
(5)
翌日。
メリシスは宇宙船の操縦室で出発の準備を始めていた。
『これが姉さんの使っていた宇宙船なのね。』
そんな事を思いながら操縦室を見回していると、
「アナタガアタラシイマスターデスカ?」
宇宙船の制御用AI・ソルが問い掛けてきた。
「そうよ。
これからよろしくね、ソル。」
答えたメリシスに、
「マスタートウロクヲオコナイマス。
ライセンスヲセットシテクダサイ。」
登録に必要な個人情報や各種機能が備わった捜査官の証しとなる端末型捜査官証の接続を促した。
メリシスはPLをメインパネルの所定の位置に置くと、ソルがPLの情報を読み取り、宇宙警察の総合DBと照合し、確認を行った。
そして、
「メリシス・リデル・アドセンティアソウサカンヲマスタートウロクシマシタ。」
と伝えてきた。
メリシスはPLを取り、ポケットに仕舞いながら、
「ありがとう。
それじゃ、レリシス捜査官が調べた第12118番辺境域でのランタルにつての捜査報告を見せて。」
礼を言い、指示を出した。
「リョウカイシマシタ。
メインモニターニヒョウジシマス。」
指示に従い操縦室正面のメインモニターに情報が出力されていく。
読み終えたメリシスは涙が零れているのに気付いた。
それを指で拭いながら、
「姉さんの無念、必ず晴らすわ。
そして彼女達を必ず元の世界に。。」
決意を口にした。
それは呟き声だったが、しっかりと力が籠っていた。
「それじゃ出発の準備を始めて。
行き先は第12118番辺境域の惑星”地球”!」
メリシスの指示に、
「リョウカイシマシタ。」
返答したソルは出発の準備を始めた。
ここからは空間転移航法を使っても地球時間で3日掛かる。
メリシスが少女達と出会うのはまだ少し先になる。
(6)
「ギリギリね。」
リカーラが時間ギリギリに現れた由維に嫌みたらしい声を掛けた。
けれど由維は気にした様子もなく、
「遅くまで準備してたら起きられなくて。
間に合ったんだからいいじゃないですか。」
受け流した。
リカーラの方も気にしていないようで、
「下では搬入される荷物の確認をやって貰う。
休憩時間は好きにするといいわ。」
下りてからの事を指示してきた。
「了解や。」
由維は簡潔に答えた。
「それじゃ、行くわよ。」
リカーラはそれだけ言うと転移陣の方に歩き出した。
由維がそれに続く。
「みんな、元気にしてるかな。」
そんな事を楽しそうに呟いているが、これから最悪の事態に巻き込まれる。
そんな事には思い及んでいなかった。
(7)
「「おはようございます。」」
「おはようござピますなの~。」
ワゥッ!
2人と1羽と1匹が島長に声を掛けた。
「おはようございまス。
昨晩は良く眠れましたかナ?」
島長の問い掛けに、
「昨日の事でめっちゃ疲れてたみたいで、」
「死んだようにぐっすりでした。」
莉紗絵と紗都美が答えた。
「それでは朝食を用意してありますので、こちらヘ。」
2人と1羽と1匹は島長に導かれ、広間に案内された。
そこには脚付膳が並んでいた。
上座に位置する膳に島長が座り、2人はすぐ側に並んで座った。
「おお、何か旅館のご飯みたいやな。」
「けど、何で和風なんやろ?」
「昨日の夜は外でやったから、朝も葉っぱの皿かと思ってたわ。」
「まんま”朝食”って感じやねんけど、」
「内容が和食やないのが違和感、やな。」
等と感想を述べていると、
「これは客人への正式なもてなしでス。
昨晩は無礼講でしたのでナ。
冷めないうちに召し上がって下さレ。」
島長に促された。
「ほんなら、」
「食べよか。」
「「いただきます!」」
手を合わせ食前の挨拶をしていると、
「ピただピますなの~!」
ポトフーが莉紗絵の肩に乗って朝食を要求してきた。
2人と1羽は昨晩しっかり食べたはずなのに、あっと言う間に平らげた。
食後のお茶を飲みながら、
「少し離れた場所ですが、地底湖の近くに温泉がありましてナ。
今夜はそちらで、と言うのはどうですかナ?」
島長が持ち掛けてきた。
「温泉、」
「ですか?」
この世界にはないと思っていた聞き慣れた単語に2人が疑問符で聞き返した。
「はい。
この世界でそこだけなのですが、お2人には"温泉"と言えば伝わるト。
その近くに宿泊施設を作ってまして、度々保養に行っているのですヨ。」
その言葉に、
「「おおお、温泉や〜!!!」」
2人のテンションが振り切れた。
ハイテンションで盛り上がっている2人に、
「温泉って何なの〜?」
ポトフーが尋ねた。
「温泉言うんは温かい水、お湯が湧き出してる場所の事や。
体に良い成分が入ってて、めっちゃ気持ち良いねんで。」
そんな莉紗絵の説明に、
「お水苦手なの〜。。」
ポトフーが悲しそうな声を零した。
莉紗絵は、
「心配しなくても大丈夫やで。
そんな広くないし、体ポカポカになるで。」
と説明した。
「冷たくなピの〜?」
「めっちゃ温いで。いや熱いくらいや」
「熱ピの好ピなの〜!」
熱いと聞いて喜ぶポトフーを見ながら盛り上がっている所にポティロが大慌てで飛び込んできて、
「チテイコノソバデニンゲンノコドモガタオレテる!」
焦った声で告げた。
この島は妖精系の生物と、もともと島に生息していた小型の魔獣しか存在しない。
結界が張られているので外部からの侵入も考えにくい。
ただ、場所が地底湖の側とゆうのが問題だった。
地底湖は海と繋がっている。
「本当に人間だとしたら地底湖の結界が壊されたかもしれン。
ご迷惑でなければお2人も来て頂けぬだろうカ?」
先のグリフォンの事もあり自身の力だけでは対処出来ない可能性がある。
島長は無理は承知の上で莉紗絵と紗都美に頭を下げ、助力を願い出た。
2人は、
「来るなって言われるかと思ってました。」
「我らに関係してる事かもなんで行かせて貰います。」
さも当然とばかりに協力の意思を示した。
その言葉に頷き、
「それでは案内しまス。」
そう言うと島長は羽を出し、ゆっくり移動を始めた。
如何だったでしょうか?
ちょっと情報出したり、事件の予兆だったりしてます。
今回は彼女が大変な事に、なりそうです。
8話、楽しんで頂けたら嬉しいです。
次回は来週水曜あたり更新予定です。
よろしくお願い致します。




