表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/69

第7話「空に挑め、炎の復活! VSグリフォン再戦」(5)

第7話の5を公開しました。

ほんとは今回で7話目が完結するはずだったのですが、いつもの倍くらいの量になってしまって。。

2回に分けました。

申し訳ありません。

今回は梨深側の顛末です。

梨深と智佳がどんなバトルを繰り広げたのか?

楽しんで頂けると嬉しいです。

(17)


「”試す者”か~。

 何でうちらが~あんたに試されなあかんのかな~?」


梨深パプリがクォリュシュに皮肉まじりに問い掛けた。


理由リユウ?ソンナモノハ()ラナイワ。

 マスターカラハ(ワタシ)(タタカ)エル(チカラ)ガアルカ”タメセ”ト()ワレタノヨ。」


そんなクォリュシュの答えに、


「ほんなら~その”マスター”ってのは~どこの誰な〜ん?」


梨深パプリはクォリュシュの言葉の中の気になった事を尋ねた。


偉大イダイナル()ガ”マスター”ニツイテ()キタケレバ(ワタシ)(タオ)(コト)ネ。

 (チカラ)ナキ(モノ)ニハ(ナニ)(オシ)エ、ナ、イ。」


語尾に茶目っ気を加えながらクォリュシュが答えた。


「あ〜何かムカっとするな〜。

 あないな事〜ってるけどどうする〜智佳オーニオ〜?」


クォリュシュの話を大人しく聞いている智佳オーニオに声を掛けた。


「そんなん決まってるっすよ。

 ぶっ飛ばすっす!」


意気揚々(いきようよう)と答えるオーニオに、


「は〜。

 ま〜そう言うと思てたけど〜、ほんまブレへんな〜。」


少しあきれ気味に返した。


梨深さん(パプリ)は「箱」の方を頼むっすよ。

 セラミネが苦しそうなんで早めに、でお願いするっす。」


智佳オーニオの言葉でセラミネの方を見ると、


「死なないで、セシリネぇ。

 血が、血がいっぱい出てるよぉ。。」


座り込み頭を抱え、涙を流しながら悪夢に苦しめられていた。


しまった(しもた)~影響範囲に入ってたんか~。

 こっちに~気を(きぃ)取られてもおてたわ~。

 こっちは任せとき~、そっちもしっかりな~。」


言うや腰のケースからドールを1体取り出し、


「ミックルス~ミニマムリリ~ス!」


「箱」の近くの人が居ない場所目掛けて放り投げた。

人間大(だいたい2m(ほど))で解放リリースされたミックルスが「箱」への攻撃を始めたのを見た智佳オーニオが、


「こっちも始めるっすか。」


クォリュシュをにらみ付けながら言い放った。


1人(ヒトリ)トハ()メラレタモノネ。

 簡単(カンタン)(ツブ)レナイデヨ、オ(ジョウ)チャン。」


クォリュシュが挑発する様に声を掛けた。


「安い挑発っすね。

 あんたが強敵だってのは肌でビンビン感じてるっすよ。

 本気、出しても大丈夫そうっすね。」


挑発された事よりも強敵と戦えるとゆう気持ちが勝り意気いきが上がる智佳オーニオ


「ソレジャ、ソノ本気(ホンキ)トヤラヲ()セテモライマショウカ。

 オ、イ、デ。」


右手で”コイコイ”と、所謂いわゆる”挑発のポーズ”を見せるクォリュシュ。


「まずは小手調こてしらべっす。

 召喚しょうかん複合ふくごう武装ぶそうとら!」


智佳オーニオは速さと攻撃の武装を着装すると、クォリュシュに向かって駆け出した。

のスピードで素早く動きながらとらの爪で攻撃を仕掛ける智佳オーニオ

それを余裕でかわしながらクォリュシュが、


中々(ナカナカ)ヤルワネ、オ(ジョウ)チャン。

 デモソノ程度(テイド)ガ”本気(ホンキ)”ナラ”(タメ)ス”(ホド)デモナイワネ。」


不満げな声を漏らした。


「とりあえずこんなもんっすかね。」


そう言うと智佳オーニオはスピードを上げ、一度いちど距離を取った。


「アラ、()(アシ)(ハヤ)イノネ。

 今度コンド本気(ホンキ)()セテクレルノカシラ?」


少し楽しそうに声を掛けてくるクォリュシュに、


「そうっすね。

 準備運動は終わったっすよ。

 武装解除!

 召喚複合武装、うしとらたつ!」


智佳オーニオは不敵な笑みを見せながら最強武装を装着し、


「じゃあ本気、行くっすよ!」


気合いのこもった言葉を発し、


ドン!


と地面を蹴って、クォリュシュに突進して行った。


(18)


「セラミネ~!」


声を掛けながら近付いた梨深パプリはセラミネを優しく抱きしめた。

すると涙を流しながら悪夢にうなされていたセラミネの呼吸が静かになり小さな寝息が聞こえてきた。


「うちが触れてると~加護のちからが伝わるんやね~。

 ちょっと安心やわ~。」


安堵あんどした梨深パプリはセラミネをそっと自分の膝に寝転ねころばせ、優しく頭をなでながらミックルスの様子をうかがった。

鎮座ちんざする「箱」をガンガンとなぐり続けている。

「箱」の攻略法はまず物理攻撃でダメージを与え続ける事。


「ミックルス~そろそろ”動く”で~気を付け(きぃつけ)や~。」


梨深パプリの言葉に反応したかのように「箱」が震え出した。


「ミックルス~一旦離れるんや~。」


指示で攻撃をめ、一歩いっぽ下がるミックルス。

すると「箱」が変形を始め、足が、腕が、顔が現れ人型っぽい姿に変わった。

(※イメージはGライタンな感じ。。)


そして変形し攻撃してくる「箱ロボ」を破壊出来れば攻略完了となる。

「箱ロボ」が至近距離から両腕を飛ばして攻撃してきた。

ミックルスはそれを胸で受け、弾き落とし、接近した。

そして組んだ手を振り上げると、「箱ロボ」の頭に叩き付けた。


グシャ!


と音がして「箱ロボ」の頭部がひしゃげ、動きが止まった

その胸部に、


「ミックルス~とどめや~。

 ヴァイブレ~ション・パ~ンチ!」


梨深パプリの指示を受けたミックルスの最強技(振動させた拳をぶつけ相手の体を振動波しんどうはで破壊する)「ヴァイブレーション・パンチ」が打ち付けられた。

「箱ロボ」は激しく振動すると、


オォォォォォォォォォォ!!!


断末魔の叫びのような音を発し、くずれ落ちた。


「ふ~。

 ゲームの時は~倒すの大変やったけど~あっさり片付いわ~。

 ミックルス~、リタ~ン!」


人形ドールに戻したミックルスをケースに仕舞い、智佳オーニオに目を向けると、


『あとは頼むで~智佳ちゃん(オーニオ)~。』


声に出さず声援を送った。


(19)


智佳オーニオとクォリュシュの高速の攻防が続いていた。


智佳オーニオがクォリュシュの左肩の上から右下に向かって右の寅爪とらづめで引っこうと振り下ろす。

それをクォリュシュは右半身を下げながらかわし、勢いのままに左脚を軸にして右方向に回転しながら右回し蹴りで智佳オーニオ右側頭部そくとうぶを狙う。

智佳オーニオは瞬時にしゃがんで蹴りをかわし、しゃがんだ状態からクォリュシュの左脚を右足払いで攻める。

クォリュシュは空振りした右脚の勢いに合わせて体をひねらせ空中にのがれた。

智佳オーニオは足払いの勢いのままにでクォリュシュに背を向けると、後ろ回りで転がった。

のを足が上がったところで止めグッとためると、全身を一気いっきに伸ばして宙に浮いているクォリュシュの横っ腹に両足で蹴りをぶちこむ。

宙に浮いていたクォリュシュはかわす事が出来ず蹴り飛ばされた。

クォリュシュは体を起こし、


「ナルホド、ソレガ本気(ホンキ)ナノネ。

 及第点キュウダイテンヨ。

 ナラ、コレハドウカシラ?」


挑戦的な言葉を発すると姿がユラっと揺らいだ。

そして、消えた。

智佳オーニオは消えた事に驚いた様子もなく、


「そこっすね!」


言いながら何もない空間に右の寅爪とらづめで攻撃を仕掛けた。

その攻撃を受け止めたクォリュシュは、


気配ケハイモチャント()メルヨウネ。

 ナラ、コノ(ハヤ)サニツイテコラレルカシラ?」


消えたまま移動するスピードを上げた。

智佳オーニオは気配を感じとりながら攻撃するも、「察知から攻撃」とゆう反応動作に一瞬の間が出来てしまいとらえる事が出来ず、攻撃は空を切った。


「くっ、間に合わないっす。」


智佳オーニオが弱気な言葉を口にした。


「ホラホラ、攻撃コウゲキ(アト)(スキ)ガデキテルヨ。」


言いながらクォリュシュが攻撃後のすきを突いて攻撃を仕掛けてくる。

智佳オーニオは4重武装の負担と受けたダメージで限界が近付いていた。


『あれさえ武装出来れば勝てるっすよ。

 けど5重は、、無理っす。

 武装し直してたら確実にやられるっす。

 どう、するっすかねぇ。』


考えながら攻撃を続けるも当たらず、疲労だけがどんどん蓄積ちくせきされていく。


『武装を追加出来れば、っす?

 追加、、、そう追加っすよ。

 ダメ元で、、、いや、絶対出来るっす。

 限界を、越えるっす!』


ゲームの時には出来なかった5重武装。

武装を変更する時は1度解除してから再度武装し直さなければならなかった。

そんな自分の限界を越える、そう強く意識した時、右手の指輪リング橙色オレンジの光を放ち、今まで全てシルバーだった指輪リングの丸い装飾が橙色オレンジの宝石に変化した。

ちからがみなぎる。


「召喚追加武装、うま!」


新たな武装が加わった。

そして。


「グァッ。」


智佳オーニオの攻撃がクォリュシュを捉えた。


スキ()クナッタ。。」

 

「察知から攻撃」の時の一瞬の間がなくなりクォリュシュは智佳オーニオの攻撃をかわせなくなった。

そんな智佳オーニオ寅爪とらづめ攻撃にクォリュシュの左足が切り裂かれ動きが止まった。


見事ミゴトヨ。

 何故ナゼキュウ(スキ)()クナッタノ?」


クォリュシュの問い掛けに、


「追加で武装したうまはボクの攻撃範囲内に居る者の”気配”を”見える”ようにするっす。

 普通に見て攻撃するのと同じ状態なんで隙は無くなるっすよ。

 解説はここまでっす。

 ボクも限界が近いんでそろそろ終わらせるっすよ。」


答え、両腕を広げながらゆっくり近付いた。

そして、


竜口噛斬りゅうこうごうざん!」


と言いながら両腕でクォリュシュのどうはさむ様に閉じて、その勢いのまま交差させて体を両断した。


見事ミゴトネ。

 合格ゴウカクヨ。」


言いながらクォリュシュの上半身が地面に落ちた。


「勝ったっすー!」


叫びながら智佳オーニオが背中から大の字に倒れこんだ。

如何だったでしょうか?

久しぶりに動きを文字にしました。

動きを感じとって頂けると良いのですが。。

一応、少な目に抑えてます。

って事で梨深側は決着しました。

続いて双子側は明日公開します。

楽しみにして頂けると嬉しいです。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ