プロローグ:洞窟
第7作品目です。
プロローグ
「聞いて!ランド!」プリムはカウンターを叩いた。
ランドはビックリして振り向く。
「金銀財宝あります!上級者向けのダンジョン参加者募集…」ソフィアは紙に書いてある文字を読んだ。
「そうよ!ソフィア!お兄ちゃんより頭が良いわね!ランド聞いた?金銀財宝よ!コレはやるしか無いでしょ!」
プリムはウキウキしている。
「でも…上級者って書いてあるんだろ?俺ら、初心者どころかダンジョン攻略した事が無いだろ?」ランドは言うと、レモンスカッシュを飲み始めた。
「馬鹿ね!考えて見なさいよ!鼻が効くランドとソフィアが入れば、出口まで簡単に戻れる!怪我をすれば治せる!モンスターが出ても、ランドが居れば問題無し!でしょ?」
「プリムさん…要らなく無いですか?」
ソフィアは呟いた。
「私は、道具を持ってくるのよ!松明とか、食糧とか!荷物持ちよ!」
プリムはソフィアに敵対心を持つ。
「あ…荷物は荷物を持つと言う事ですね?」
ソフィアはとびっきりの笑顔でプリムに向いた。
「傷を治すだけしか役に立たない犬に首輪をつけて持たなきゃね?」
プリムもとびっきりの笑顔で答える。
間に挟まれているランドは、お互いの殺気を感じビクビクしていた。
「ま…まぁ暇だしな…行こうか」
「こちらが、攻略レベル37の洞窟でございます!」案内に言われ3人は洞窟を見た。
中からはコウモリの声がして、壁には蔦が絡まり見た目は恐ろしい洞窟だった。
案内は3人を入口まで案内すると、そそくさと帰って行った。
「コウモリか…美味しいのかな…」ランドが呟いた。
「私は、持ってきた食糧食べるから遠慮するわ」プリムが呟く。
「食べたい…コウモリ。お兄ちゃんが取ってね!」ソフィアはランドに振り返る。
「何言ってるのよ!駄目よ!自分の食べ物くらい、自分で取りなさいよ!無理なら食糧分けるから!」プリムが叫ぶ。
狼の餌の渡し方が気に入らないプリム。
「まぁまぁ、ソフィアは女の子なんだから良いじゃん!行こうぜ!」とランドはプリムを落ち着かせ洞窟へと足を踏み入れた。
「ソフィア…ランドに変な事したら殺すわよ!」プリムはソフィアを見た。
「餌を取ってもらう事が変な事ですか?」ソフィアは笑顔でプリムを見た。
「人間の世界では、変な事って言うのよ!口写しは!」プリムは叫ぶ。
「狼は手を使わないんですよ?プリムさんだって、前にやってたじゃ無いですか!自分は良くて他人は駄目みたいな言い方しないでくれますか?」
ソフィアは未だに笑顔を崩さない。
「おーい!置いてくぞ!」ランドの声が聞こえ、プリムとソフィアも洞窟へ入って行った。
「主導権は渡さないわ!」とプリム。
「私がリーダーよ!」とソフィア。
二人の間には、殺気が飛んでいた。
細かい事は気にしないでください。