騒
久しぶりに書いたので質が落ちてます、もともと低いってのに……。
うるさい、全てがうるさい、騒がしい、もどかしい、焦れったい、しつこい、静かにできないのか。
親の愛でさえ、仲間の信頼でさえ、上司の忠告でさえ、なにもかもが煩い。
この耳から聞こえ、頭に響く言霊は不快にしかならない。
嫌な気分にしからない、だからだれも私に話しかけないでくれ。
私の世界には私だけでいい、他はいらない、恋人も親友も家族も、他の生命なんかいらない。
私はなにもない、この両手に、心になにも持っていない。
他の生き物にはあんなにも光輝くものがあると言うのに私にはそれが見当たらない。
他人の心配は私には自慢に、雑音、騒音、ノイズにしか聞こえない。
お前たちは私の心を破壊するためにいるのだ、だから消えてしまえ。
私のそばに近寄るな。
私のことは放っておけ。
私のことを一人にしてくれ。
私のことを見ないでくれ、話さないでくれ。
私のことを終わらせてくれ。
そうやって私は今日も勝手に作りあげたひび割れた心の奥底の檻に閉じ籠る。
暗くてなにも見えず、頬に伝う冷たい水を地面に落としながら。
次回もよろしければお願い致します