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プロローグ1
処女作です。
温かく見守って下さい。
「お兄ぃー!!!」
あぁ・・・妹の声が聞こえる・・・
「お兄ぃ・・・嫌だよ、一人にしないでよ・・・」
「ご・・・めんな・・・約束・・・果たせそうにない・・・」
目がかすむ・・・そろそろ限界のようだ
「そんなのいいから死なないで・・・お兄ぃ!!」
「ありがとう・・・な・・・ゴホッ・・・げん・・・きで・・」
そこで俺の意識は途絶えた
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『フム・・・どうしたものか、まさか人間の魂が輪廻を外れるほどに大きくなるとはのぉ』
コンコン
『どうぞ』
『失礼します』
『どうした?』
『はい、今こちらに輪廻を外れた人間の魂があると聞いたのですが・・・』
『確かにあるが・・・どうしたのじゃ?』
『はい、今回私が新しく創る世界の原初の精霊が必要なのですがその魂を使わせていただけないでしょうか』
『ふむまぁいいと思うがこやつにも聞かねばいかんからのぅ』
『では、その人間に協力を申請し許可をもらえばいいということでしょうか?』
『うむ、それならよい』
『わかりました。それでは直ちに・・・』