表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

こんなメリーさんは嫌だ!

メリーさんからの電話自体イヤですけど、こんなだったらもっと嫌だなっていうのを考えました。

 その1。


 ――プルルルルルッ。

 突然携帯が鳴りだした。

 画面には『非通知』の3文字が。

 なんだか不気味だな、と思いつつも、出なければ相手に失礼なので通話ボタンを押した。


「もしもし?」

『もしもし。私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの』


 いきなりかよっ!!

 そこはだんだん近づいてこいよ。着いてから電話してどうすんだよ!!



 その2。


 ――プルルルルッ。

 突然携帯が鳴りだした。

 画面には『非通知』の3文字が。

 なんだか不気味だな、と思いつつも、出なければ相手に失礼なので通話ボタンを押した。


「もしもし?」

『もしもし。私、メリーさん。今、ブラジルにいるの』


 遠いよっ! 地球の裏側じゃねーかっ!! 着くまでにあと何回電話来るんだよ!!!



 その3。


 ――プルルルルッ。

 突然携帯が鳴りだした。

 なんだか不気味だな、と思いつつも、通話ボタンを押した。


「もしもし?」

『もしもし。私、メリーさん。今、下水道の中にいるの』


 来ないでぇぇぇぇ!! いろんな意味で来ないでぇぇぇぇ!!!



 その4。


 ――プルルルルッ。


「もしもし?」

 ――プツッ。プー、プー、プー。


 無言電話かよっ!! 陰湿だな、オイ!!



 その5。


 ――プルルルルッ。


「もしもし?」

『もしも――ゴホゴホッ。私――ゴホッ。メリーさ――フェックシュン!! 今あなたの――ゲボボボボボボ……』


 いや、大丈夫っスか!? 無理して来んなよ。ゲロまみれで来られても迷惑なだけだからっ!!



 その6。


『私、メリーさん。今、あなたのおうちの押し入れの中にいるの』


 押し入れの中っ? なんでそんなところに……。確かあそこには……。

 恐る恐る押し入れを開くと、血まみれの女の子の姿が。

 一瞬、悲鳴をあげそうになる。

 だがよく見ると、女の子の手には押し入れに保管していた預金通帳が……。


 って金盗むなぁぁぁぁ!!!



 その7。


「もしもし?」

『もしもし。私、メリーさん。今、喫茶店の前にいるの』

「へえ、そうなんだ。メリーさんって、かわいい声してるね」

『そ、そう……?』

「そうだよ。会って話がしたいなぁ。そこ、どこの喫茶店? そこでお茶しようよ。待っててね、すぐ行くから」

『う、うん。えっとね――』


 って、ラブコメかよっ!!

 


 まあ、これはこれでいいんじゃない?

コメントありがとうございます!

ちなみに「その6」は頂きものです。

何か意見やアイディアがあったら、ぜひ感想にください。

よろしくお願いしま~す。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです、たいやきです。 おおっ!! 友達と考えた拙いメリーが数倍ステキになって載っておる!! 嬉し過ぎて飛び跳ねました。そりゃあもぅビタンビタンと。 笑…
[一言] 初めまして、たいやきです。 面白かったです!特に下水道の場合がww いろんなパターンのメリーさんって誰でも一回は考えたことがあると思います。 私だって、友達と考えました…
[良い点] おもろいっす(^_^)b
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ