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第三話 夕食と両親

飲み物を飲み終えた俺は、コップを洗い片すと自分の部屋へと戻った。

部屋で一息ついた後、明日提出の宿題を済ませるため机の椅子へと腰を下ろす。

「確か、宿題の場所は…こことここだよな よし、さっさと片付けるか」

先の説明でもしたように、特に得意不得意といった科目の存在しない俺からすると、宿題の内容もさほど難しいことはなくシャープペンが止まることもなくスムーズに進んだ。

20分としない内に宿題は片付き、その後はベッドで横になりながら休んでいると

「ただいまー 今帰ったぞ」

という声が再び玄関から聞こえてきた。

どうやら、親父が帰宅してきたようだ。

時計を見ると7時ちょっと過ぎを指している。

俺の親父は、いつも大体この時間になると帰ってき、それとほぼ同時に夕食となる。

俺はベッドを離れ、部屋を後にし、リビングへ向かう。

食卓の方には、既に夕飯の数々がテーブルに彩られている。

俺がテーブルの椅子に座ると、キッチンから梨桜奈と俺が部屋にいる間に帰ってきたのであろうお袋が顔を覗かせた。

「今、ご飯にするから少し待ってて」

お袋が、そう言い残し再びキッチンの方へ戻り…待つこと5分弱。

ようやくお袋と梨桜奈が椅子に座り4人揃っての食事が始まった。

食事が始まると、テーブルに並べられている色とりどりの品を楽しみながら、学校、仕事、家のこと、はたまた軽い世間話など…各々の話題で食卓の団欒(だんらん)に更なる華を咲かせる。

俺は、そんな(なご)やかな雰囲気を楽しんでいると…

ふと、親父とお袋が食事の箸を止め


「京平、梨桜奈、実は…」


…と一度、両親は顔を向かい合わせ頷いた後に続きを話しはじめた。

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