コントラバス弾きの独り言
「え?吹奏楽やってたんですか?楽器はなんだったんですか?」
何だと思う?当ててみてよ。
「フルート?」って言われるとなんだか嬉しい。かよわい女に見える?
「トランペット?」って言われると、複雑。そんなに強い女性に見えますか?
まぁ、有名な楽器はこの辺ですよね。
「バイオリン?」いえ、それは吹奏楽では使いません。でも惜しい。
吹奏楽ですが、吹かないんですよ。管楽器じゃありません。
「パーカッション?」まぁ、そうきますよね。普通は。
吹奏楽に何故か使われている弦楽器。それが『コントラバス』。
バイオリンのお化けみたいなやつですよ。でっかいの。
「???」
こうして、相手の顔に浮かんだクエスチョンマークを見るのはいつも楽しい。
吹いて奏でて楽しむ と書いて『吹奏楽』。
どうして『弾く(ひく)』楽器のコントラバスが入っているのか?
話すと長くなるので今はやめておこう。
まぁ、私も同じことを思いましたがね。
隣の席の早川さんに『コントラバスをやらないか?』と言われたときは。
<その1 出会い>
クラシック音楽だけでなく、ジャズやポップスなど、いろんな音楽で使われる楽器、コントラバスは、たくさんの呼び名を持ってます。
・コントラバス
・ウッドベース
・ダブルベース
そして、吹奏楽では、こう呼ばれます。
・弦バス
低い音を出す金管楽器、チューバのことを、BASSと表記されることがあります。それと区別するためでしょうか、楽譜には、STRING BASSと書かれています。で、弦バス。
突然ですが、吹奏楽部員のレクリエーション、フルーツバスケットの様子。
「木管楽器!」大移動。
「木管楽器!」これまた大移動。
「打楽器!」7〜8人が移動。(バンドの規模にもよります。)
そして、「弦楽器!」
え?それって名指しと同義語。
まぁ、弦バスパートはどこの吹奏楽部でも少数派。
学年に一人、多くて二人。
新入部員が少なければ、なくてもいいかな。
と後回しにされるから、部に一人ってこともある。
吹奏楽におけるコントラバスの立場なんてそんなもんです。