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罰ゲームで百人斬りのレズに告白してみた結果 〜なんか毎日貞操の危機を感じてるんですけど!?〜  作者: はるしゃ
第一章

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第9話 すべては弱みを握るため ★




「おっぱい揉ませてくれたら、教えてあげる」


「いやー、前いた高校なんてホントどうでもいいですよね!!」



そう叫ぶ私を無視して、一織は私の胸元についている高校指定のリボンをしゅるりと抜き取った。私の目には到底追えない早業。しかもそのままシャツの第一ボタンにまで手をかけてきて────



「ちょ、す、ストップ! ごめんってば! 謝るから!」


「…………」


「ねえ一織!? ……耳ついてないんかこのばか!!」


「…………」



だんまりを決め込む一織。こんにゃろ……!つい調子に乗っていじりすぎちゃった私も悪いけど、さすがにやりすぎじゃん!?付き合ってるとはいえ、許可もなしに服脱がせようとするとか!


いつのまにかシャツのボタンを全て外し終えていた一織は、そのままキャミソールに手をかける────かと思いきや、ぱたりと手を止めた。



「ここからさきは、自分で脱げるよね」



まるで途中まで脱がしてあげたよ、お礼は?とでも言うような態度の一織に、私はカチンとくる。全っ然、これっぽっちも頼んでませんけど!?


私はその場で立ち上がって一織から距離を置きながら、無断で外されたシャツのボタンを下から順番に閉じていく。


……けど、途中で気づく。


なんで一織は、そこまで前の高校の名前を隠そうとするんだろう。別に隠すようなもんでもなくない?中学の名前はあんなに簡単に教えてくれたのに。


そこで私はピンとくる。

もしかして、やっぱり……めちゃくちゃバカとか!?


一織が秋月高校にやってきたのは、五月の中旬だ。三学期制を採用している秋月では、はじめの定期考査、すなわち一学期の中間試験は五月上旬くらいに行われる。そして期末試験はまだ先で、たしか七月中旬くらい。

つまり、一織の学力はまだ誰も知らないってわけだ。


大人っぽさとかクールな性格とかから、自然と頭が良さそうな印象を抱いていたけど、それはあくまで客観的に見た第三者からの勝手なイメージにすぎなくて。


めちゃくちゃバカな高校から無理して秋月にきちゃったから、頑張ってそれを隠そうとしてる。そう考えたら辻褄は合う。まあそうじゃないにしたって、ここまで聞かれるのをいやがるってことは相当な理由があるわけで、それはすなわち一織にとって前の高校は弱点ボックスにちがいない!


ようやく一織の弱みを握るチャンスが訪れたことに気づいた私は、閉じていたシャツのボタンを再び開き始めた。

レズにおっぱい揉ませるって、嬉しいか嫌かで聞かれたらそりゃもちろん嫌だけど。上の服をたくし上げてパンツを見せつけてるところを写真に撮られるよりかは、ずーっとマシだ。……いや比較対象がおかしいだろ私。何この経験。


まあそもそも、女子校である秋月高校では、お互いの胸を揉み合うなんて日常茶飯事。体育前の着替えの時間ではほぼ恒例行事と化している。軽く胸を揉ませてやるくらいで、今まで掴めなかった一織の弱みを握れるのなら、大した代償じゃない。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。肉を切らせて骨を断つ。すべては一織の弱みを握るため!


半袖シャツを脱いだ私は、人の家の中というのもあって一応丁寧に折りたたむと、カーペットの上に置いた。続いて、すぐにキャミソールにも手をかける。こういうのは勢いが大事だ。もじもじ時間かけて脱いでたら、恥ずかしさは増強していくばかりなんだから。



「…………」



一織にじっとりとした瞳で見つめられながら、キャミソールを脱ぐ。私は、どうよ!と勝ち誇ったような顔で一織を見下ろした。


初めてあがる人様のおうちで、下着姿になる私。なんで最近、こんな経験ばっかりしてるんだろう。って、そんなことは考えたら負け負け!やられっぱなしでいいのか、天沢乙葉!



「ほら、脱いだけど?」


「うん。すごく、きれいだよ」


「……そんなこと聞いてないっての!!」



基本褒められて悪い気はしないけど、下着姿を同性から褒められるって、なんかちがう。うっとりとした顔で見つめてくる一織に、私は思わず手で胸元を隠した。


すると、一織は自分のベッドに腰掛けて、そのとなりをぽんぽんと叩いて催促してきた。百人斬りのレズとベッドにふたりきり。マズい状況ではあるけど、今日私は胸を揉まれるだけだ。胸の90%はただの脂肪。よし、いける!


私はなんともありませんけど?って顔を意識して貼り付けながら、一織の隣に座った。一織は私の後ろに回り込むと、包み込むように抱きしめてくる。そしてそのまま私のうなじに顔を埋めて、ちゅ、と唇を落としてきた。



「……ま、また、マーキング? みたいなやつ?」


「ううん。今のはしたくなったから、しただけ」


「あっそー……」



なんとも思ってないふりを続ける。私のお腹を抱いていた一織は、左手はそのままお腹に巻き付けながら、右手をどんどん上昇させていく。鎖骨や首元をなぞるように撫でて、そしてブラに支えられた、平均的なサイズの胸をぷにぷにとつついてくる。

と思ったら今度は両手で下から支えて、弄ぶようにたぷたぷと揺らして。



「……遊んでる?」


「ぜんぜん。真剣そのものだよ」


「それはそれでなんかやだけど…………きゃ!?」



すると、胸が急に開放されたような爽快感を覚えて、私は驚いて振り返った。

ブラのホックが外されてる。なにその早業!?



「ちょ、な、生は聞いてないって!!」


「生じゃないとか、言ってないよね。乙葉が勘違いして、ブラのままこっちにきたから、ちょっと遊んであげただけ。これからが本番」


「急にやたらと饒舌だなぁ……!!」



宙ぶらりんになったブラが胸の先端をさわさわと刺激して、思わず身震いする。けどブラも完全に脱ぎ捨ててしまえば、私の上半身を覆うものが全てなくなってしまうから、我慢……とか思ってたら、後ろの一織がブラを私の腕から抜き取った。また早業!!てか一言くらい言えばか!!


さすがに下着に覆われていない胸を他人に見せるのなんて生まれて初めての私は、思わず腕を交差させるようにして胸元をかくす。ふにゅんとした柔らかさと、ほんの少しだけかたくなった先端を腕に感じて、私は顔を真っ赤にさせる。これは生理現象。ちょっと肌寒いのと、衣類で擦れた刺激のせいだから!



「乙葉、さわれない」


「さわれないようにしてんの!! こんなの無理だから!! ばか! 変態! レズ!」


「いまにも泣きそうな真っ赤な顔でそんなこと叫ばれても、興奮するだけ」


「あーもう、無敵か!!!」



変態にはどんな口撃も効かないの!?終わりだ!

私は慌てて、ベッドの端に置かれた自分のブラを取りに右手を伸ばす。けど、後ろから一織に抱き抱えられて、また定位置に戻された。



「ちょっとは、大人しくできないの?」



耳元で囁かれて、ぞくっとする。先ほどまでとはちがう低い声音に、悲鳴をあげるかのように私の立毛筋は収縮した。


怒らせた……?

様子を伺うように少しだけ振り返ると、そこにはいつもどおり意地悪に微笑む、神に愛されたご尊顔があって。

そんな油断に、すきあり!とでも言うように私の腕の間に手を差し込んだ一織は、私の胸を揉みしだいた。

私の胸は一織の思うがままに変形する。


一織の手が、私の胸全体を包み込むように覆うと、私の思惑とは反対に刺激によって勝手に屹立しちゃってる先っぽが一織の手のひらにあたって。



「ね、なんでかたくなってるの?」


「……しらないっ、生理現象、でしょ……!!」


「そうだね」



ぱっと手を離される。重力に従った胸は、バウンドするかのようにふるふると揺れて、後ろから一織の「ふふ」という笑い声が聞こえる。……完全に遊ばれてる!


一織は左手は胸を揉みしだいたまま、右手の人差し指をたてると、そのまま胸の先っぽを避けるように、くるくると円を描く。当たるか当たらないかのぎりぎりを責めてきて、私は自分の先端に、熱と意識が集中していくのを感じた。



「ん、ふ……」



声が漏れる。けど、これは気持ちいいとか、そういうのじゃなくて。条件反射というか、なんというか……いや、もうなんでもいい。


一織は嬉しそうに、私のうなじに顔を埋める。また唇を落とす。ちゅ、ちゅ、という水っぽいリップ音が耳朶じだを叩いた。キスだけじゃなくて、たまに耳を甘噛みしてきたり、甘噛みしたことを謝るかのようにぬるりと舐めてきたり。そっちに意識を集中してると、こんどは胸の先っぽの周辺を、爪でかりかりといじめられて。



「ん、ん……!」



ずっとご主人様に触ってもらえない先端が、私に文句を言うようにじくじくと主張してくる。そんな主張を無視しながら、私は声が出ないように口を手で覆った。にも関わらず、私の嬌声じみた情けない声は鼻から抜けるように漏れ出てしまう。



「ね、ねえ……っ……い、いおり」


「なに」


「こ、これ、いつまで続くわけぇ……」


「わたしが、満足するまで」



しねってことぉ!?

錯乱した私の脳みそはそんな結論を出す。しんで、たまるか……!



「感じすぎてつらいって言うなら、良心が痛むから……そう言ってくれたら、やめるよ」


「ん、ん……そ、そんなわけ、はぁ……ないからぁ……!」


「いい子」



一織はそう言って頭を撫でる。それがやけに気持ちよくて、私はうっとりと目を閉じてしまう。

でもそんな私を叩き起すかのように、一織は私の先端をきゅっと摘んだ。



「や、ぁんっ」



からだが待ち望んでいた刺激に、がくんと腰をはねさせて応える。ずっとおあずけを食らっていた先端は、ご褒美をもらえて嬉しがるみたいに、もっともっとと疼いてきて。

一織はまるでそれがお見通しかのように、親指でくりくりと弾くみたいにして、先端に刺激を与え続ける。



「も、もぉ……いおっ……やぁっ……!」


「乙葉、かわいいよ」



くりくりと弾いて、きゅっと摘んで。快楽を叩き込まれたからだは、もう準備万端ですって感じに、下からとろとろと液を分泌させている。全身がぼうっと熱くなるような感覚に、チカチカと光る視界。



「いお、りっ……もう、やらぁ……」


「じゃあ、わたしのことすきって言ってくれたら、休憩させてあげる」


「ん、んぇ……?」



一織はそう言ってる間も、ずっと刺激をとめてくれない。

一織がなに言ってるのか、もうよくわかんないけど……けどそれで、今の刺激をやめてくれるなら──



「……す、すきっ」


「だれのことが?」


「い、いおり、いおりのことぉ……す、すき、だからぁっ」



一度は一織に言った言葉だ。なんてことない……はずだけど、今この状態でそんな言葉を口走っちゃうのは、前の嘘告白とは意味合いがちがってくるっていうのは、私だってうっすらと理解していて。

けど、深く考えることができなくなってしまった脳みそは、ほんっとにばか正直に、一織から命じられた言葉を吐き出していた。


後ろで意地悪に笑う気配を感じる。

約束どおり、愛撫の手を止めてくれた一織は、胸を刺激していた手をまた私のお腹に巻き付けて、ぎゅっと抱きしめた。



「わたしもすき、乙葉」


「……はぁ、はぁ……」



一織は私の頬にキスをする。今の私はそれにすら反応できないほど限界で、後ろにいる一織に全体重をまかせてぐったりとしていた。


そんな私を抱き抱えながら、一織はテーブルから水の入ったグラスを手に取ると、私に手渡してくれる。「飲ませようか?」という一織の嫌な予感しかしない提案に首を横に振り、ごくごくと一気に飲み干した私は、まるで母親に甘える子どものように、また一織にもたれかかる。



「乙葉、かわいい」


「……ん」


「かわいいから、もう再開しちゃおっか」


「………………は? んやぁっ!?」



一織はそう言うやいなや、私の胸の先端を同時にぎゅーっと摘んできた。敏感になったそこは、鈍い痛みと強い快楽を脳にまではじけさせる。



「や、やめるって……!」


「言ってないよ。休憩させてあげるって、言っただけ」


「そ、そんなのぉ……っ」


「もうちょっとやすませてあげる予定だったけど、乙葉がかわいいのが悪いもんね」



ばかになってしまったからだは、胸なんかじゃなくて、腰とか太ももとかを撫でられるだけで、簡単に反応するようになっちゃってて。


そんな私の体であそぶかのように、一織は愛撫を続けるのだった。







✝︎







体感で一時間くらい経ったころ。ママから早く帰ってこいっていう旨のLINEが来たことによって、ようやく一織から開放された私は、衣類を纏う余裕すらもなく、一織の匂いがするベッドに倒れ込んでいた。


その匂いを嗅ぐだけで、脳の奥がぴりぴりするような感覚がして、私は自分のからだが嫌になる。

そんな自己嫌悪に浸っていると、どこかさっきよりも肌がつやつやして見える一織は、ふーっと満足気に息を吐きながら、教えてくれた。



「わたしの前の高校は、英東高校だよ」



はなぶさ、ひがし……

なかなか言うことの聞かない脳みそを無理やり叩き起しながら、聞き覚えのあるその単語を索引から探す。……簡単に見つかった。なぜならその高校は、県内一の進学校なのだから。



「おっぱい返せ!!」


「ついてるよ」



結局一織の弱みなんてものは掴めずじまいのまま、初めての放課後デートは終わりを迎えるのだった。




ご覧いただきありがとうございます。

ノクターン行きになりませんように、、、(一度経験がある)

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