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竜の川

作者: 檸檬

竜のナミダの川でした


雪が溶けいるように降る


小雨が消え入るように降る


同志への想い、


暗涙にむせびのみ込みゆく水面は


竜の背がたゆめいているようでした


橋の上を走る路面電車、車、信号、自転車、バイク、


あらゆる現代の活動音の振動を飲み込んでゆく川を竜のナミダの速さで馬が駆けてゆきます


あの橋の向こうには


生まれた場所がある


そして海がある


そして大きな夢の船がうかんでいますよね


きっときっとねぇ 


龍馬さん、


乙女ねぇさんやおりょうさんも乗せた


大きな夢の船ですよね


ええ、きっときっとねぇ、、


2024年11月15日


太平の海へと続くのは


竜のナミダの川でした


雪が溶けいるように降る


小雨が消え入るように降る


2024年11月16日


夜明けに見たあのひとの笑顔は


わたしの海を照らす


喉元の小骨を溶かしてくれるような歌


駆けてゆくわたしの背に翼をくれる竜が舞って歌って


竜のナミダの川の背に


虹の煌めく橋を架け


わたしの頭上を秋晴れにしてくれた


あの橋の向こうに見えるのは


小さくても夢の船だよね


ええ、きっときっとねぇ


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