異能剣客道中記
社(やしろ)置丞(おきすけ)は剣術道場と寺子屋を営む剣客である……表向きは。
異能を持つ母、剣豪の父……その間に生まれた彼は、異能を受け継いだ剣客。母が死んだ原因となった“お役目”が、母の死後何年も経って忘れていた頃に彼にも降りかかる。抗いようのない『その血の定め』に、彼はそれを背負う事を決め、生まれ育った屋敷を隣人の幼馴染に任せて旅立っていく。
異能を持つ母、剣豪の父……その間に生まれた彼は、異能を受け継いだ剣客。母が死んだ原因となった“お役目”が、母の死後何年も経って忘れていた頃に彼にも降りかかる。抗いようのない『その血の定め』に、彼はそれを背負う事を決め、生まれ育った屋敷を隣人の幼馴染に任せて旅立っていく。
序章「誰にでもトクイなことの一つくらいはない」
2022/05/23 11:50