5.なろうエッセイ・批判系エッセイ(過去作は検索除外しているのでこちらから)
ログインせずに書かれたあまりよろしくない感想に、色々と思ってしまったことをつらつらと。
このエッセイを公開する少し前の2021年11月25日(金)の22時30分頃。翌日に控えた連載小説の更新のためにホーム画面を開いたら、久しぶりに赤字で「感想が書かれました」の文字が出ていまして。おや、こんなタイミングに珍しいと見てみたら、その連載中の作品に新着の感想が。……と言っても、一言欄に一言、「ごめん無理。シリアス(笑)だった。」と書かれているだけの、正直に言ってしまえばまともに相手をする必要のない類の感想だったのですが。
で、そういえばタグに「シリアス」って付けてたっけなんて思いつつ「なるほど、お気に召さなかったようで残念です。」と返して、まあ本来ならそれで終わりなのが。少し気になっていることがあって、2日後に部分別アクセス解析を見たのですよ。……で、無事にその感想が書かれた日の部分別アクセスは0、つまり誰も本文にアクセスしていないことを確認した訳です。ちなみに、その前日はPVそのものが0でした。要するに、約二日間、誰にも本文を読まれていなかった作品に感想が付いたと、そういう話です。
……まあ、縦書きPDFのように、アクセス数をカウントさせずに作品を読む方法もあるにはあるのですが、さすがにそんなマニアックな方法で読んだとは考えにくいと思うのですよ。なのでまあ、普通に「シリアス」タグを見て「シリアス(笑)」と書いてきた線が濃厚かなと思います。何せ、直近に読まれた形跡がありませんからね。
まあ、あの作品、「シリアス(笑)」な所も結構あるとは思いますし、そこまで的外れな感想だと思いません。だからといってまあ、そんな感想を書かれてもとは正直思いますが。
普通に目にするような、目立つ位置にいる作品ではないですし、なにがしかの条件で検索をして見つけたんだとは思うのですよ。……多分、感想を無制限に受け付けている(タグ的な意味で)シリアスな不人気作品を狙ったと思うのですが、そういう作品を効率よく探し出す方法って、何かあるのかしら?
◇
もうかなり昔(と言っても4年前)になるのですが。私は過去に「感想欄劇場 ~ たった一つの感想が織りなす日常劇 ~」と言う題名の、感想スパムをテーマにした作品を書いたことがあります。で、今回の感想でその作品のことを思いだしてしまいまして。
まあ、ざっくりというと、なろうで規約違反をすると逮捕される、そんな法律のある世界で、感想スパムで逮捕されたというニュースを切っ掛けに自分の作品に書かれた感想がスパムだったことに気付いて……と、そんな感じの話なのですが。改めて読み返してるとですね、その肝心の「規約違反をすると逮捕される仕組み」はわかりにくいし、感情表現も微妙でいまいちのみりこめない、なかなかに微妙な作品だなあと。
……正直、アレですね。過去作って、結構な黒歴史ですね(笑)
とまあ、そんな、ちょっとアレな過去作なのですが。当時、無差別に感想スパムを送って数日で強制退会処分になった人がいて、そのことが話題になったときに少しモヤっとしたので書いた作品だったりします。なんて言うか、こういうことが起きると、みんな「手段をえらばない宣伝」みたいに感じる人が多いけど、それ以外の可能性だってあるよねと、そんなことを言いたくて書いた作品ですね。
……まあ、ちょっと現実味に欠けているし風刺としても物足りない、そんな作品になってしまっているように思えます。
まあ、アレですね。みんなが「ウチにもあの感想が来た!」みたいな形で盛り上がっているのに、私のところには来なかった。それが悔しい。そんな複雑なおっさんの嫉妬心が書かせた時事ネタ作品です。……そう考えると、うん、ホントに結構な黒歴史ですね(笑)
そんな黒歴史をいちいち取り上げるのも何ですが。でもまあ、一つだけ、声を大にして言っておこうとは思います。
――あの作品を公開したことを、後悔なんてしないんだモン!
まあ、書いた以上は読まれたいよねと、そう思ってしまうのですよ。たとえそれが黒歴史でも(笑)
◇
と、要するに「以前は無差別迷惑スパム感想すら書かれないほどに目立たなかった私にもとうとう迷惑感想がやってきたぜ! わあい!」と、そんなことを思ったわけです。なので、後はその話で盛り上がることができれば、その当時に抱いた複雑なおっさんの嫉妬心の敵も少しは取ることができるのかなと、そんな風に思う訳です。
……最初に書いたように、読まれるようになったのではなく、読まれていない作品という条件に引っかかった可能性の方が高いとは思いますが。しかも、少なくとも標準では「感想受付制限なし」の作品を検索することはできないはずですが、この人は何がしかの方法でそこを超えてきた。つまり、「私も迷惑感想が書かれるようになった」のではなく「この人が頑張って私の作品を見つけて迷惑感想を書いてきた」と、そういう話でしかないことも重々承知はしています。いや、だからといって、あんなしょうもない感想をほめる気は無いですけどね(笑)
それでもね、人気が無いからって迷惑行為すらしない、だから人気のない人は話題にすら乗れないって、そんなの残酷で酷い話じゃないですか。それを思うとね、例え黒歴史になったとしても、それをネタに作品を書いたり、そのことを思い出してさらなるネタとして何か書くくらいはいいと思うのですよ。少なくとも、なんとも言えない感情の碑にはなるのかなと。……まあ、その一つ一つが黒歴史のような気もしたししなかったりしますが(笑)
まあでも、こんな文章でも、微妙な感情の供養にはなるかなと、そんなことを思って、ちょっとつらつらと書いてみました。複雑なおっさん心をこじらせて感想欄ヤンデレおっさんにはなりたくないですからね。笑い飛ばしてネタにして、その位でちょうどいいのかな、なんて思います。
……と、いまいち締まらない終わり方ですが、以上です。ではまた、不人気作を気の向くままに書いていく、そんな日常に戻っていきます(笑)
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