そのロク
お題:異世界で僕は美少女に出会えない!?
URL:https://novelup.plus/story/598280587(なろうでは https://ncode.syosetu.com/n5244eq/)
作者:東郷しのぶ 様
これもまだ途中までしか読んでいないが、応援レビューキャンペーンのポイントをゲットするという助平心で書いた作品。
なろうでも掲載されているが、今回は敢えてこちらへ。
なろうでもノベルアッププラスでも多くのレビューを集めている人気作なので、一つくらい変なのが紛れてても良いだろうという感覚。
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レビュータイトル
真美探知機能を回せ!
レビュー本文
例えば世界三大美人に挙げられる楊 貴妃。
実際は単なるデブだったと言われている。
例えば中国に伝わる纏足という風習。
これは、女性の足は小さいほど美しいという認識があったと言われている。
また例えば女性の身長。
日本では長く身長が高い女性は醜女であるという考えがあった。
──そう、美というのは時代や国で大きく変わる。
つまり、今の我々の基準というのは絶対ではない。
さてお立会い。
もし仮に貴方が異世界へと旅立った時、出会った女性が絶世の美人であった。そのオチは?
もう貴方なら分かるだろう。
価値観の違いとはとても残酷なものである。
だが大丈夫だ。
貴方には真実を見る眼がある。これさえあれば「あばたもえくぼ」、本当の美しさが何なのかがきっと分かる。
この作品を読めば、異世界とはこんなにも美しい女性ばかりだときっと気付くだろう。
ここで貴方に問う。
そうした真実の美しさを持つ女性と出会える異世界に行ってみたいですか?
→YES or NO
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いつもの。
結論に導くためにそれっぽい事例を三つ挙げ、説得力を持たす。
後は本作が一人称作品であったので、読者と重ね合わせて「もし、自分が同じ立場なら?」と語りかける。
その後は作品の内容に則した暴論を書いて終了。
作品自体がギャグだし、価値観の違いをネタにしているので書いてある事に間違いはないだろうという軽い気持ちでのレビュー。
こうした分かり易い特徴がある作品は本当にレビューが書き易い。
最近はどうにもがっつりシリアス作品へのレビューは筆が進まなかったりする。
作者の方が歴史好きを全面に出していたので、思ったよりも相性が良かった作品。