海神族て何?
海神族について
日本神話にはオオワダツミと言う海の神様がいるが、住んで居るのは海神の宮と言う異世界だ。分かりやすく言うと、浦島太郎に出て来る竜宮城のモデルですね。自由に行き来出来るが時間の流れが違うと言うトラップ付きの異世界は今使っても新しい設定かもしれませんね。
ウィキペディア先生によりますと、海神族(海人族)とは縄文~弥生時代に日本に来た人達で、大雑把に分けると東南アジアから黒潮に乗って来た人と朝鮮半島から南下して日本に来た人達に分類されます。(中国からの直接ルートも有るらしい)
東南アジアから来た人達の方が歴史が古く、主に太平洋側の人と混血しています。くくりとしてはこの混血した人達までが縄文人と呼ばれて居ますね。主に芋が主食で日本に里芋を持ち込んだ人達ですね。
後に入って来た朝鮮半島経由の人と混血したのが、俗に言う弥生人と呼ばれる人達だと言われています。海神族と言う位なので、沿岸部を転々と移り住み新天地を見つけたのでしょうね。一応この人達が日本に水田の技術を持ち込んだと言われていますが、朝鮮半島での水田の開発は日本より後との事なので、中国からの直接ルートも考えられハッキリしないのが痛い所です。
航海技術に関しては沖縄経由の人の方が優れて居るようで、半島経由の人は北九州から瀬戸内にかけて分布している様で、淡路島に海神族にまつわる伝承が多く残されています。ただいま出て居る住ノ江一族のモデルの津守氏もオオワダツミを氏神とする海神族だと言われています。
ただ、この津守氏(住吉大社宮司の家系)は、アメノホアカリを祖先と自称しており。古代の奈良の領主は半島由来となってしまう。それを相手に初代天皇が無双してしまうと、書き方にもよるがヘイトスピーチとか言われかねない。まあ、それも踏まえてファンタジー作品で史実とは少し違う話になって居る訳ですね。ただ、完全な眉唾話では無く私の住む地域の地方伝承を元として居ますので、微分子レベルで有るかもしれない世界線だと思ってください。徐々に地方伝承も無視して行く方向になると思いますが……
高天原が北九州ならば、出雲周辺と戦争していてもおかしくは無いのですが、伊勢からスタートすると出雲は通らないんですよね。三種の神器の草薙の剣を作らないといけないので、出雲は無視できないんですよね。
一説によると、イザナギ・イザナミの兄妹は淡路島周辺に伝承が残っており。半島経由の海神族の可能性が高い。