普通と異常
今日も僕は考える
普通と異常を考えて
僕はどちらか考える
ふとしたときに思うんだ
ふとしたときに思い出す
普通と異常は
何なのか
普通と異常に
意味はあるか
そんなことを思うんだ
僕は自分を変わり者と言う
だってほんとに変わり者だから
それを言うとみんなも
口を揃えて肯定をする
僕はそれで良かったんだ
それが嬉しかった
認められない外れもの
そんなものが好きだった
だけれど僕は分からない
今の僕が分からない
変わり者らしく振る舞っていたんだ
凄く面白かったし
楽しかった
そんな日々を過ごして
気づいたんだ
気づいてしまったんだ
異常は楽しい
だけれど寂しい
そんなことを思ったんだ
本当の幸せは普通なのかと
普通が一番幸せなのかと思ったんだ
普通に笑って
普通に泣いて
普通に怒る
日々のなかにささやかな幸せを見出だす
そんなのが幸せなのかと
僕はそんなことを思うんだ
だけれど大人みたいに諦めたみたいに
答えを出したくはないんだ
逃げ道のような気がするから
嫌なんだ
僕は一人で考えて
僕は一人で歩くんだ
そんなことは無理なんてことは分かってる
人はとても弱くて痛々しい
だから人は群れるんだ
僕はそう思ってるけど
だけれどそれでも歩くんだ
答えのないかもしれない道を歩くんだ
もしかしたらそんなのはないのかもしれない
もしかしたらそれは辿り着けないのかもしれない
だけれど僕は考える
だけれど僕は歩くんだ
一歩一歩踏みしめて
自分の足で歩くんだ
僕の心のなかを歩くんだ
そして僕は思い出す
普通と異常を思い出す