教師と悪事
こうして、自分の生い立ちを書いているのは、その出来事やトラウマがうつ病につながるかもしれないと思うからだ。
というわけで、トラウマになっていそうな話を。
中学校でもいろいろあったわけだが、その中学校の教師たちの話だ。ぶっちゃけたところ、ろくな教師がいなかった。教師と呼ぶのがはばかれるほどに。
一年の頃の担任は、毎日毎日、朝から酒臭かった。皆、話しかけられるのを嫌がっていたほどだ。だが、この教師はましな方だ。
二年の担任は、チンピラと変わらなかった。その話をするには、また少し俺の話をしなくてはならない。
俺は、いじめと変わらない待遇を受けていたこともあるにはあったが、真面目でもなかった。
友達が悪ふざけでからかっていたデブがいた。
ある日、暇だからとその友達、半沢がデブを呼び出そうと電話をかけたことがあった。しかし、そのデブは「天ぷらを揚げていて手が滑った」という、誰が聞いても嘘だと分かる言い訳で突然電話を切ったのだ。これに、半沢がキレた。
すぐに電話をかけ直し、呼び出すと、半沢、俺ともう一人で殴り、暴行を加えた。それだけでは気が治まらなかった半沢は、翌日、金を持って来いと要求した。
俺は、これには参加しなかった。特に金を必要としていなかったし、翌日、寝坊して待ち合わせに行かなかったからだ。
そして、これがバレて大問題になった。デブは自分の金を持ってくると言っていたが、親の財布から金を盗んで持ってきたらしい。
そんなことがあって、俺も関係していたことが知られていた。
ある時、カンパか何かで金を請求されたことがあった。手持ちがなく困った俺は、そのデブに助けてもらおうと協力を願い出た。金を貸してもらおうと思ったのだ。それを、デブにチクられた。
すると、二年の担任に伝わり、呼び出されたのだが、二人っきりの部屋の中で、髪の毛を掴んで引きずりまわされた。
それだけ見ると、正義感の強い良い教師に見えるかもしれない。
しかし、こんなこともあった。
ある日、それほど仲がいいわけでもない友達が、突然泊まりにきた。その時には特に気にもしなかったのだが、泊まった際に弟のゲームソフトを盗んでいった。後日、それが発覚した。
俺はそれを取り戻すため、三沢に頼もうとした。返さないと三沢をけしかけると。
それがどういう経緯か、その担任に伝わった。そのやり方が気に入らないらしい。盗んだ本人にはお咎めなしだ。いったい誰が悪いのか分からない。それが俺には、納得がいかなかった。いや、今でも納得がいっていない。
そして、俺も被害者なのには気付かない。加害者としか思っていないのだ。たぶん、いじめを受けている人間がいても気付かないのだろう。そんな教師がいるから、この世からいじめがなくならないのだ。




