小学校から中学校へ
小学五年生になると、クラス替えがあり、やっといじめは落ち着いた。
しかし、あるタイミングでまた、無視されることもあった。それは、誤解からだったのだが、しばらく無視されることが続いた。だが、誤解が解けると、それもなくなった。
それから特に小学生の間、いじめられることはなくなった。当然、すれ違うことですら嫌な人間もいたが、覚えていないということは、たいしたことはなかったんだと思う。
そして、俺は中学生になった。残念なのは、同じ小学校の人間は、ほとんどが同じ中学校に入学するということだった。それに関しては気が重かった。
しかし、地元の二つの小学校の人間が一つの中学校に集まるため、クラスが多く俺をいじめていた連中と同じクラスになることはなかった。部活も、運よく同じ部活にはならなかった。
たまにすれ違うことや、学校の集会ぐらいでした会うことがなかったため、平穏な日常を過ごすことができた。
異変があったのは、中学2年生になってからだ。
ある人物と同じクラスになったのだ。それは、うちの学年で一番喧嘩の強い男、三沢だった。
俺と中学当時の親友は、なぜかその三沢に目を付けられた。いじめとまではいかないが、悪ふざけで殴られたりは、日常茶飯事となった。
その下についている者たちも、それに従う。向こうからしたら、悪ふざけであろうが、こっちからしたらいじめとなんら変わらない。
中学生という血の気の多い時期だ。反抗を企てたと思う読者もいることと思う。
残念ながら、それはなかった。俺が反抗をしたとして、それによって親友がいじめにあう可能性がある。というのは、建前だ。とても喧嘩で敵う相手ではなかった。
高校のときに、三沢に久しぶりにあったときだった。今の現状を話していると、空手部に入って、ムカついて殴った相手が立ったまま気絶したそうだ。その時は、まだ高校に入学して一ヶ月も経っていなかった。ということは、空手部だから喧嘩が強いというわけではない。元からそうとう腕っ節が強かったというわけだ。そんな相手と喧嘩して敵うわけがなかった。
彼とは、社会人になってからもあったことがあった。電車で目的地までの間だが、普通に現状を話し合った。そんな不思議な仲だからだろうか。特に怨んだりしていない。
しかし、当時としては、そんな毎日が面白いわけがない。俺は、学校を休みがちになっていった。




