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二重召喚陣  作者: 大本晶
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7話

サブタイトルとか考えたほうがいいのかな?

ヒロの魔力の属性を調べるために散魔草の汁を使ってみた。が、何も起こらない、失敗という結果になってしまい二人して沈黙。

その沈黙に耐えかねて、フィリアが自分に使用してみたら普通に炎が発生した。

つまり、散魔草の汁ではなく、原因はヒロにあったということになる。

フィリアはヒロに魔力がないのでは?と思い、なんとなく気まずげに沈黙しているが、とうの本人は発動しなかった原因について考えていた。


散魔草の汁が発動しなかったということは、つまり、俺に魔力がないということ。しかし、俺の中にたしかに違和感を感じる何らかの力がある。ではこの力は何だ?魔力ならコレを吸うことによってあの汁が何かしら起こすはずが、結果は違う。なら考えられるのは魔力ではない、もしくは汁が吸えない属性の魔力があり、それを俺が持っているというこの二つぐらいか・・・


などと、しばらく考察していると、フィリアが


「元気出してください!魔力がなくても大丈夫です!」


落ち込んでいると勘違いして、励ましの言葉をくれた

しかし、ヒロ自身は今起こった結果に対して考察していただけである

そんなフィリアの的外れな言動に一瞬呆然となるも、すぐに勘違いしている理解し、意味もなく笑いがこみ上げてくる

フィリアは、ククッと笑いがこぼれているのに気づくと、


「・・・何で笑うんですか?」


と、ムッとなり、笑いこらえるヒロをジト目で睨む。

それさえも笑えてしまい、

クッハハハ

と、とうとうふきだしてしまった。そうして笑う俺にさらにムッとなり


「・・・心配してるのに何で笑うんですか?」


と、さっきよりも冷めた目しながら今度は怒り口調で言ってくる

さすがに笑いも落ち着いてきたので


「すまんすまん。それと、心配はありがたいんだが、俺は別に落ち込んでたわけじゃなくて、ちょっと考えてただけなんだ」


そう言うと、「えっそうなんですか?」と言いながら驚いた顔をする。

そんなわかりやすい反応に苦笑をしながら先ほど考えていた、自分の中の違和感のこと、そしてそれが、汁が吸えない属性の魔力もしくは魔力ではない何かではないか、ということを話す


「・・・ってなことを考えていたんだ」

「なるほど、そうだったんですか」

「で、フィリアはどう思う?」

「そうですね、魔力以外のそういった力は見つかっていませんから魔力だとは思います。でも・・・」

「散魔草、か?」

「はい」


フィリアは散魔草の結果がどうしても気になる様子だ。魔力なのかはたまた新しい何かなのか?

だがしかし、考察はいくらでもできるが答えがわかるわけでもない。なので、いっそ気にしない方向でいこう


「考えても仕方ないし、魔力の使い方を教えてくれないか?」

「え?魔力の使い方ですか?・・・魔力を使うには魔力自体を知覚できるようにならないとって、あれ?」

「・・・ああ、だから散魔草をつかったのか」


フィリアの口ぶりからおそらく、魔力を知覚するには何かが必要なようである。

がしかし、俺は異世界人であるために、そういったものがなく魔力を知覚できないと考えられる。そういった要因からフィリアは散魔草を使ったのだろうと、そう察し納得するヒロ

それに対してフィリアはヒロが“違和感を感じている”ということ、つまりは“魔力”かもしれない違和感を“知覚できている”ことに若干混乱した声を出しながら気づく。そしてそれを確認するようたずねる


「・・・わかるんですよね?」

「ああ」

「扱えそうですか?」

「どうやるんだ?」

「体の中を血が循環するみたいに全身めぐらすよう念じてみてください」

「わかった」


俺は目を瞑りながら言われたとおり体の中の違和感を血が全身を流れるイメージを元に念じてみる。そうすると、動きのなかった違和感がゆっくり動き出すのがわかった。

そしてそれは体の中を何か別の生き物が動きまわっているようで気持ちが悪い。

そんななかフィリアはヒロの背後にまわり、「失礼します」と一言いって俺の背中に手を当て目を瞑る。

背中に当てられた手から形容しがたい何かが入ってくる。ヒロはいきなりのことで驚き、「うわっ」声を出しながら飛びのいた。


「・・・今、何した?」

「フフッ、魔力を流して、ヒロさんの魔力を探ってみたんですよ」


飛びのいた様子がおかしかったのか少し笑いながら説明する。

微妙に納得のいかないような顔をしながら椅子に坐りなおす


「・・・それで、何かわかったのか?」

「はい。ヒロさんの違和感の正体はやはり魔力でした」


フィリアは説明しながら席に戻り、説明の続きを話す


「しかし、魔力といってもよくわからない感じでした」

「というと?」

「普通、魔力は属性があるって言いましたよね」

「ああ」

「ですが、私が知っている属性とはなんというか、方向性が違っていました」

「は?方向性?」

「はい。こう、なんと言うか、え~と…その…う~ん・・・すいません。説明できません」


フィリアは説明したいのにできないもどかしさを感じたのと、説明でき名申し訳なさでしゅんしている

しかし、ヒロは気にした様子もなく、むしろ違和感=魔力であったことにホッとしていた


「きにすんな。魔力だってわかったんだし」

「…そうですね。魔力もちゃんと使えるようですし、次は魔法をおしえますね!」

「おう!」


フィリアはすぐに気を取り直した。そして、二人でやる気を出したところで


「朝食できたよ」


と、女将さんの声が聞こえてきた。二人は女将さんのタイミングの絶妙さに気が抜け、なんだかおかしくなり、あっはっはっは、と二人して笑った

笑いがおさまると同時に「「いまいきます」」と声を合わせて返事をした。

返事をし女将さんの元に向かうと途中でふとした疑問がよぎった


「そういや、何で魔力をめぐらしてから探ったんだ」

「ちゃんと魔力を動かせられてるかというのと流れがないと魔力がどこにあるのか、どういったものかがわからないからです。」

「なるほど」

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