九日目 2025.8.6
『源氏物語』と友達になる。九日目 2025.8.6
暑すぎる。朝、バスに乗って、そこから十分ばかり歩いて、職場に着くと、もう帰りたいくらい疲れている。
昼、食堂に向かうために外に出ると、光の護封剣で制されたかのよう。
帰りは、三十三度って、嘘ぽよ。絶対三十五度はあった。
同僚に塩飴もらった。甘くて美味しかった。帰りに飴と煎餅をスーパーで仕入れた。明日お返ししよう。
【新出単語とか】
・かしこし……恐れ多い
・わりなし……つらい
・おぼつかなし……気がかりだ
・ももしき……宮中
・ゆゆしき……不吉だ
・いまいまし……忌み慎むべきだ
【今回読んだ範囲】
帝の手紙と歌、ためらう母君
始め「「目も見え侍らぬに、かくかしこき仰せ言を光にてなむ。」とて……」
終わり「……夜ふけ侍りぬべし。」とて急ぐ。」
【考えたこと】
ん?「目も見え侍らぬに」? と思ったけど、なるほど「涙で」見えないんだ。見えないというのは、暗さではない。物理的な状況でもあり、先行きの見えない不透明さ。心理的なものでもある。
作中の帝の歌なんかを紫は書くわけだけれど、難しくないのだろうか。昔から、雄大な物語の源泉はどこにあるのだろうと、いつも不思議に思う。その身になったわけでもないのに、最もその人に近づくのが、作家というものなのだと。凄まじいことだ。決して真似できない。