八日目 2025.8.5
『源氏物語』と友達になる。八日目 2025.8.5
これまたモンテーニュを読みたくなったのと同じで、中国の小説を、単語を引き引き読んでもいいかと思い、何となく唸っていた。
例えば『龍族』とか『平凡的世界』とか。
まあいい、それはまた今度やろう。
今日は病院に行くために電車に乗る。せっかくだから少し書き溜めようか。
ちょうど靭負命婦のところあたりまで、友達との読書会で読んでいた。だからそろそろ未知の領域。楽しみだ。
【新出単語とか】
・めやすし……みぐるしくない
・とみに……にわかに、急に
・はづかし……はずかしい
・げにこそ……なるほど
・さむべき方なく……覚める、冷める
・おぼしつつむ……遠慮する
・心ぐるし……気の毒、つらい、心配だ
【今回読んだ範囲】
靭負命婦、帝の言葉を伝える。
始め「命婦かしこに参で着きて……」
終わり「……御文たてまつる。」
【考えたこと】
帝の「いかにすべきわざにかとも問い合わすべき人だになきを」から続く「とくまゐりたまへ」は、その、直接的な感情の発露に、心震わされた。靭負命婦を遣わした理由が、桐壺の更衣の思い出話を更衣の母君したいため、というのは、高校生のころだったら意味がわからなかったかもしれない。
別離の苦しみを、他者と共有するのは、もしかしたら弱さの表現でもあり、帝の内心の苦しみを、見事に物語にしていると言えるかもしれない。
死に対して沈潜する気持ちはわかるけど、親しい人の死について話せないのは、帝自身が敷いた空間に、帝が囚われていると、感じた。何せよ、普通の世界じゃない。弱さをこぼすこともできないなんて。