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二十三日目 2025.10.28

『源氏物語』と友達になる。二十三日目 2025.10.28


 割れたプラスチックの詰め歯をケアするために、歯医者に行く。麻酔してもらったのに、結構痛い。


 歯医者さんに「どんな本を読むの?」と聞かれる。「おすすめは?」という質問にはとりあえず「内田樹」と回答する。とても「???」って顔をしていた。


 その後、別のお医者さんでインフルエンザの予防接種をした。地元幡ヶ谷でご飯を食べて、現在多摩センターの図書館で、PiKiの「Kawaii Kaiwai」を聴きながら、『源氏物語』を読む。


 今日の多摩から都心への京王線の往復では、ずっとJ.S.ミルの『自由論』を読んでいた。


 久々に落ち着いて本を読める日だ。もし叶うなら、今日は中国語の勉強も、少し進めたい。


【新出単語とか】


・さてなん……そうして、そういうような状況で

・心よし……嫌な顔せず

・心をやる……得意がる

・もてあがむ……寵愛する

・おほどき……おっとりしている

・かたかど……わずかな取り柄(ほんの長所)

・すかす(賺す)……言いくるめる、騙す。

・おもむき……風情(好み)

・きざみ……階級

・人げなし……人並みでない


【今回読んだ範囲】


 その品々やいかに


 始め「「そこにこそ多く集へ給ふらめ。すこし見ばや。……」


 終わり「……いと聞きにくきこと多かり。」


【考えたこと】


 高貴な人が見る「相手」の「品」は、実に「理にかなっている」と思う。なんというか、余裕があるから。理不尽だとも思うけど。


 ここで「おもむき(風情)」という言葉で、人を品定めするのは、今も昔も変わらない。


 源氏は「品」があって「おもむき」がない場合なんかを、中将に聞いている。


「背筋が伸びて、品のある言葉遣いだけど、かしこまりすぎてる人いますけど、ああいうのどう思います?」


 みたいな、はっきり言って、何の意味もなく、下世話でしかない話題に誘導されて、どんどん中将によって「ほぐされて」いく。そういうこと言えるように教育されていく。


 客観的な官位「品」と主観的な相性「おもむき」は、どちらを優先すべきなのか。


 恋愛や結婚が重要な意味を持つ(ほとんど全ての)時代で、繰り返し、虚しく問われてきた、答えのない問いで、たぶん中将はじめ、悪いお兄さんたちは源氏に、それぞれの見解を、夜明けまで長広舌でまくし立てるのだ。


 楽しそう。


 ちなみに僕は、好みで人を好きになり、品格で幻滅するタイプです。(何様?)

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