二日目 2025.7.30
『源氏物語』と友達になる。二日目 2025.7.30
【新出単語とか】
・めざまし……目障り
・程……位
・物(心細げ)……接頭辞らしい
・いよいよ……ますます、却って
・目を側む……横目づかいする
・やうやう……次第に、だんだん
・あぢきなし……ままならない
・はしたなし……きまりがわるい
・心ばへ……心遣い
【今回読んだ範囲】
始め「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめき給ふ有りけり。……」
終わり「……いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにてまじらひ給ふ」
【考えたこと】
家に帰る電車の車内で、書いている。
この「いづれの御時にか」という冒頭は、昔高校で読んで、暗唱させられた。「同じ程、それよりげらふの更衣たちはましてやすからず」まで暗記できなくて、今でも「めざましき物におとしめそねみたまふ」で自動口述は終わる。
「物心細げに」の「物」の語感が、実はあんまりよくわかっていない。でも、「心細げに」だけだと意味が違う。だから、接頭辞「物」は、必要だ。「なんとなく」という訳語でいいのだろうか。
だいたいこれで、文庫版一ページ。どんなスピードで読めばいいのかも、今後絶対試行錯誤するだろうなぁ。
高校の古典の先生は、洛南高校から東大に行った、とても面白い先生だった。まだなんとなく助動詞とかが頭に残っている。
今日文法的に面白かったのは、「物心細げに」が、終止形が「物心細げなり」という形容動詞だったこと。「に」が助詞だと思ってた。
スマホで見れる古語辞典があればなぁ。予備校の先生やってる友達に、辞書になってもらおうか。今はとりあえず、AIに頼ることにする。
お疲れ様です。