十九日目 2025.8.17
『源氏物語』と友達になる。十九日目 2025.8.17
寝覚めの悪い夢を見て起きた。
昨日夜に友達と激論を交わしたからか。
でも無事午前中に起きて、ミスドで朝ごはん。松本卓也の『斜め論』を読む。ハイデガーのくだりなんなん? むずすぎひん?
激論は夢で整理されていた。昔はそういう議論をすると、頭が沸々としてた。今もするし「どうでもいいし」みたいな負け惜しみは言いたくないので、もやもやすることもある。
論理ベースであんまり考えないから、なかなか話が噛み合わなくて、困るけど、たぶん向こうはもっと困ってる。僕が論理的に考えていないから。
論理レベルの整合性に、僕はあまり満足しない。
例えば「人によって態度を変える」みたいな不公平な事実は抵抗するのに、マイノリティとマジョリティの違いについては無頓着だったりする。それは正義とは言えない。
手続き的に、前者が是正され、後者が捨て置かれていても、道義的責任を感じないのは、少し違う気がする。
たぶん向こうは、話のレベルが違うと言うだろう。でも、事実レベルで不公平や不平等があるのは間違いない。
手続き的に整合なら、結果的に不平等でもいいとするのは、著しい「自己責任論」や「能力主義」につながる。
それは、無時間モデルで、その個人のパラメータを固定的なものとする考え方だ。
***
小説を書いていても気が晴れないし、勉強もあんまり続かなかった。
友達に読んだ本を送りつけて、はぁとため息をつく。
連休の最終日としては、ちょっと散々だと思う。
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さっき、友達とチャットして、少し気が晴れた。
【新出単語とか】
・覚しわづらふ……思い悩む
・もよほす……うながす
・あへしらふ……受け答えする
・御心ばへ……心遣い
・おどろかす……気づかせる
・ところせし……狭い
・いかめし……盛大である
【今回読んだ範囲】
婚約を奨める帝の歌
始め「引き入れの大臣の、御子腹にただ一人かしづきたまふ御むすめ、……」
終わり「……なかなか限りもなくいかめしうなむ。」
【考えたこと】
添い臥し。皇族などの男子のために元服の夜、添い寝する貴族家の娘。えええええ? なにこれ、やばぁ。
昔、世界史の先生に、中世の貴族は、初夜権(領地の新婚の娘の初夜をもらう権利)があったんだよって言われて、またまたぁ、そんな人権蹂躙考えられますぅ? って思ったけど、我が国の宮中も人のこと言えない。
元服の特別性が際立って、次節が楽しみすぎる???