十三日目 2025.8.10
『源氏物語』と友達になる。十三日目 2025.8.10
スマホの設定が昼過ぎまでかかり、午後五時くらいに机周りを整理して、六時にクリーニングを取り、帰って父の用意したカレーを食べた。
一日が終わって、とてもリラックスしている。
源氏は今の所書き溜めていない。必ず課される一日の課題。本当は友達と一緒に読書会をしたいのだけど、友達も忙しい。
明日も休み。祝日。
最近、新しく職場の仲間になった方が、僕と同世代(少し上)で、アニメの話で盛り上がっている。魔法少女リリカルなのは。懐かしい。ARIAのスタンプ送ってくれる。嬉しい。そんな仲間、あんまりいないから。
【新出単語とか】
・おぼしめしやる……遠くのものを思う
・かたし……困難だ
・人目をおぼす……人目を気にする
・けしきばかり……ほんのかたちだけ
・はるかにおぼす……気が進まない
・たいだいし……もってのほかだ
・ささめき……こそこそと
【今回読んだ範囲】
朝政を怠り食事をせず
始め「月も入りぬ。……」
終わり「……人のみかどのためしまで引き出で、ささめき嘆きなり。」
【考えたこと】
好きな人が死んだからご飯を食べられなくなった、のとは少し違う。大筋はそうなのだけれど。
愛情を注ぐべき相手がいない。他は選択肢にもならない。帝が頑なに自分を縛るのは、桐壺の更衣への一途な想いの証明。その証明をしないと、帝は自分の立場に押しつぶされてしまう。
桐壺の更衣の死を尻目に、政務を行うとしたら、どれだけ周囲の人から冷淡に見えるだろうか。
帝の生活は思った以上に窮屈。個人的なことが個人的な範疇に収まらない。
月も入りぬ。でも眠れない。