表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/21

十二日目 2025.8.9

『源氏物語』と友達になる。十二日目 2025.8.9


 クリーニングを出して、ミスドに行き、中国語の勉強をしている。連休の出だしとしては最高かと思われる。


 まさか、休みの日に午前八時台に起きれるとは。いつも十時起きなのに。


 午後からは友達と勉強会。何やろう。やりたいことはたくさんある。美学の論文集を読むでもいいし、中国語の続きをやるでもいいし、デレク・パーフィット『重要なことについて』を読むのも乙だ。どれも塩漬けにしている。そろそろ読まないと。


 スマホを替えた。たまたま思い立って。


【新出単語とか】


・しるし……証拠、あかし

・にほひ……美しさ

・なつかし……親しみを感じる

・よそふ……比べる

・かなふ……思い通りになる

・すさまじ……興醒めだ

・おし立つ……我を張る

・かどかどし……才走っている

・ことにあらず……たいしたことでもない

・おぼし消つ……無視なさる

・もてなす……とりはからう


【今回読んだ範囲】


 楊貴妃のかたち


 始め「かの送り物御覧ぜさす。……」


 終わり「……ことにもあらずおぼし消ちてもてなし給ふ成るべし。」


【考えたこと】


 「にほひ(輝き、美しさ)」が「少なし」とある。美しさが「少ない」というのは、少し不思議な表現な気がする。


 帝が周囲の評判を気にもせず「おぼし消ちてもてなし給ふ」というのは、帝の孤高さを物語っている。


 慰められることを拒んでいるみたいで、でもそれは「人間らしい」とは違う、独特の色合いの「おし立ち(我の強さ)」で、ムキになっているわけでもないのが面白い。


 何かに取り憑かれてマニアになってしまった学生とかと似ている。夢中で、心が満たされている。


 読者としては、どうしてそんなに非合理なのだと思う。帝に感情移入はできない。でも物語の登場人物の造形としては、この上なく精妙にできている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ