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短編集 冬花火

寄生虫より

作者: 春風 月葉

 別にしたくてしているわけじゃあない。

 そうすることでしか生きれないのだ。

 自分の力で生きていけるあなた達にはわからないだろうな、誰かに依存しなくては生きていけない私達のことなど。

 私はこの生き方が大嫌いだ。

 しかしそれ以外の生き方を知らないし、知ったところでできるとも思わない。

 自分でもわかっているのだ。

 自分があなたにとって迷惑な存在であることくらい。

 それでもあなたはとても居心地が良くって、依存してしまいたくなる。

 あなたも私を寄生虫だと言って罵るのかい?

 仕方のないことだろう。

 ただお願いだ。

 優しく黙って受け入れて、あなたがいないと私は生きていけないんだ。

 私は寄生する。

 この醜い生き方を止めることはできない。

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