6話
大変お待たせしてしまいました(>_<)
短いです。
「おはよーゆゆ〜」
「おはよう。さあ乗って。治ったとはいえ、まだ油断はできないから」
「んー。別に大丈夫なんだけど」
顔色もいいし、昨日より身軽みたい。ホッとして雪乃を乗せた後、車は学校へ向けて走り出す。ギュッと抱きしめるとなんとなく違和感を感じた。彼女は心地良さそうに目を瞑っている。しばらくその状態でいると違和感の正体が分かったので、そろりと撫でる。
「ひゃん!」
キスよりも先に。気になった。彼女の胸が……成長している、気がする。
「もんじゃ、だめぇ……!」
ふむ。やっぱりおかしい。私の手で鷲掴み出来るほどになっている。これは。なんの間違いなのかしら。
「ちょ、ゆゆ……んっ」
「もしかして、あたしのせい……?」
好きな人に揉んでもらうと大きくなるなんて話は聞くけど、本当だったのかしら。というか、そんなに触ったかしらあたし。
「ど、したの? やめて、ゆゆ……」
まあでもこれはこれでいいのかしら。それにしてもいつの間にこんな。痛がってはいないみたいだから、生理前で張ってるってわけでもないわよね。そうよ。痛がってはない……可愛い。
「サボりましょうか、学校」
「うえぇ!? ダメだよそんなの! ちゃんと行かなきゃ……はうぅ」
頬にキスすると、プクッと膨らませて不満そうにした。
「ほっぺ?」
「はいはい。なんだかんだ甘えん坊なんだから」
ご希望通りに唇にチュッ。それだけで済むはずもなく。雪乃の背中に腕を回し、キスを深めていく。舌を絡め、吸って、濃厚なキス。繰り返す間に腕はブラのホックを外し、服の中に手を入れて直接それを揉みしだく。柔らかい。
「はぁっ、はぁっ……ん…」
唇を離すと銀糸のように光るものがあたしと雪乃を繋げている。
「学校行きたくないわね……」
「それは、だめなのっ……」
1度くらいサボったって授業はついていけるし、とにかくなんだか……ムラムラする。
「じゃあ行けないようにしましょうか」
答えを待つ前にスカートの中に手を忍ばせる。
「ちょっ」
既にキスで体の力が抜けているのか、抵抗はしてこない。太ももに指を這わせ、彼女の中心を目指す。
「んんっ」
息も絶え絶えに、必死にあたしの首に腕を回しすがりつく雪乃に、頭の奥でスイッチが入る音が聞こえた。
◆
「ゆゆぅ。教室行かなきゃ……」
結局学校には来たんだけど、気を利かせて人がほとんど通らない裏口に車を止めてくれたナイス運転手。そのまま雪乃をお姫様抱っこして生徒会室に来た。誰にも出会うことが無かったし、少なくとも会長さんもリオン先輩も何も言わないでしょう。るる先輩は分かんないけど。ちゃんと授業に出ないといけないことはまだ忘れていないものの、彼女はすっかり動けなくなっている。一度は無理やり行こうとしてたけどすぐにふらっと体勢を崩したので強制的にソファへ。雪乃と同じくサボりなんて初めて。彼女と一緒なら全然苦にはならないし、サボりたいと思った事なんて無かったもんだから。とっても新鮮で楽しいんだけど、真面目な雪乃はそうじゃないみたいね。せっかくなんだから楽しめばいいのに。ソファにはあたしの膝の上に向かい合う形で座っている。そしてずっとキス。止められないのよね。
耳を甘噛みしてみる。
「ふぅ……ん」
相変わらず弱いみたい。ピチャピチャとわざと音を立てながら舐める。
「んぁ…ゆゆっ、……ふああぁ」
可愛いんだから。
今日は雪乃の体をたっぷり堪能しなくちゃ。せっかくサボってるんだし。時間の有効利用ね。
「だめぇ……行かなきゃ…ゆゆ、」
「いいのよ1日くらい。それとも飽きちゃった? あっちにいる方が楽しい?」
「違うけど……意地悪」
今度は雪乃から、チュッと唇に触れるだけのキス。やっと諦めてくれたのね。恥ずかしいのか息が上がったせいなのか、顔は真っ赤。
「まったく。可愛すぎだわ」
「もお〜……」
自然と笑みがこぼれる。
時間は10時を回ったところ。人が来るにしても、まだまだ時間はたくさんある。たまにはこういうのもいいでしょ。
「ゆゆ!?」
「誰もいないんだから」
「……手加減、してね」
「それはどうかしら」
保障はできないわね。
「むぅ」
久しぶりにイチャイチャしてみました。とっても恥ずかしいです。




