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雪解けのサイン。  作者: らんシェ
第1章 雪乃×柚結里
14/44

14話

放課後、生徒会室に来たのはいいものの。今日も会長さんと月野恵先輩は遅れるらしく、鷹音先輩が淹れてくれたホットミルクを飲んで待ってるのです。ミルクでポカポカ! 美味しいのです♪

先輩はお部屋を掃除してるようなのです。お手伝いしたいって言ったんだけど、好きでやってるだけだから気にしないでって。隅に置いてある植物のお世話をしてるのも先輩なの。大変じゃないかなって思ったけど、楽しんでるらしくて。だからそれからは何も言ってないの。

「何を、話してたの?」

「…………」

授業中のことだよね。でも、あれを言うわけにはいかない。私ウソつくの苦手だから困っちゃうな〜。ゆゆ、鋭いし。

「え、と……。すぐ、分かるよ」

首を傾げるゆゆにちょっとだけ胸を痛めながらも、それ以上何も聞かないでくれたことにホッとする。

「ごめんね、ゆゆ」

「何が?」

きっと遅くなる。でも、絶対にちゃんとお返事はするよ。

ギュッと抱きつく。

ゆゆ、あったかい……。

「遅い、から……でも、ちゃんと答え、見つけぅ……にゃ……おへんじ……しゅる…」


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