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プロローグ
とある街。平和な日常が普通の生活に、その異変が起こった。
「グギャアアアアァァァァァァーーー!!」
「きゃっ!!」
「危ない!!」
黒髪が耳に当たる程度の少年は、勇気を振り絞って走り出した。
「大丈夫?」
「あ、ありがとうございます……」
謎の生物に襲われているなか、少年に助けられた腰まである黒髪の少女。
「グギャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァーーー!!」
「こいつは……? 少なくとも分かっているのは大ピンチだ……」
謎の生物は、2メートルの灰色の身体に6本の足を持って、2人の元に向かってきた。少年は、震えている少女をみて決断した。
「下がっていて、アイツはおれが倒す」
「ダメです、一緒に逃げてください……!! それにあんな怪物……勝てっこありません……」
少年の突然の言葉に、少女は耳を疑った。
「大丈夫、おれを信じて。行くよ『エターナル』!!」
これは、心優しい少年の上野進也が、癒し系の少女である松下里美との出会いから始まった物語である。
活動報告でベルトの一次創作の相談に付き合ってくださった皆さん、本当にありがとうございます!!