01 はじまりというものが唐突であることは、昔から知っていた。
グダグダになってしまいました。
…………マジかよ
いきなり過ぎやしないか?
心の準備とかさ、させてくれてもよくね?
物事にはさ、順序ってものがあるだろうが!
何で!どうして!一体何がどうなったら!
学園のアイドルが!何の関わりも無い上に容姿も成績もごく普通の俺に
こここここ、「告白」なんてしてくるんだ!?
意味が分からん!
誰か説明してくれ!
…………フゥ。
一通り叫んで落ち着いたぞ。
落ち着いて状況を整理するんだ、今目の前に居るのは誰だ?
この学校のアイドル(?)の「西園寺 明日奈」だな。
何を言われた?
所謂「告白」だな
誰が?
凡人を絵に描いたような存在の俺、「喜多川 和司」だ。
彼女との接点は?
皆目検討つかん。
……意味分からん。
「なぁ、俺はアンタみたいな美少女に告白される様なほどの関わりを持った覚えが無いんだが?」
悪戯か?だとしたら相当たちが悪いが……
「え?
いや、あの覚えてないの??」
はい?
「何のことだ?」
「だから、この前の放課後のこと!
あの時に一目惚れしたんだけど…」
この前の放課後……?
あ!!もしかして
「あの時の怪我人?」
「思い出してくれた!?」
「一応思い出したけどあんなんで普通人を好きになるか?」
「それは、その
嬉しかったんだから仕方ないじゃない!」
さいですか。
「はいはい
分かりましたよ」
「それで返事は?
私じゃ、ダメ…?」
そんな不安そうな目で言うなよ
全く
「ダメ」
「そんn「でも!
友達にはなってやってもいいぞ?
そっからはアンタの努力しだいだけどな。
さぁ、どうする?」」
「え?」
「友達になるのか?ならないのか?
簡単な二択だろ?」
「な、なる!!」
「りょーかい」
そう。
はじまりというものが唐突であることは、昔から知っていたんだ。
これもその一つだったってだけの事。
「私無しじゃいられない位に惚れさせたやるんだから覚悟しときなさいよ!
《和司》!!」
「お手柔らかに頼むよ
《明日奈》」
これから、
始まるんだ。
物語が。
下手ですみませんw