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描くように詩を、詩うように絵を

さくら さらら

作者: 逢乃 雫

       


           さくら

         さらさらと

        花びらたち

       風にゆれて

       春の宙を

        舞う





      

                     さくら

                   さらさらと

                  時は流れて

                春はまた訪れ

               扉を開いて

               空に謳う







     花つ月

    暖かな土

    風に光る

     花びらと

       蕾と

         花









            静かに

          頬にそっと

         舞い降りる

        ひとひらの

        花びらの

         春色







                    淡くて

                   あたたかで

                  やさしくて

                それはまるで

               ひとひらの

              言の葉









     巡る春

    巡りゆく

    時と季節

     その色は

       きっと

         淡く








           さくら

        さくら   さくら

       ら        さく

  さくら く     桜の花   ら

 く   さ  ら  咲き誇る   さ

ら     く桜の花     伸ばし く

 桜     咲く      手を    ら

   の    冬の間も耐えてきて    さ

桜の 花 長く   え    まだ   く

  花 桜の花    て    伸びて  ら

   から  枝を        さくら   

  枝      伸ばし   く

の          さくら   

          

            


            さくら

             さらら

              さらら 

               らら




  さくらさくら

                     さ

 ふくらんだ蕾から           らら

                   さくら

  春が咲き出す          さらら

                 らら







               さ

               らら

               さくら

                さらら   

                  らら


                




         さ

        らら

       さくら

      さらら     

     らら 

              さららさらら  


             花びらは流れゆく


              風に誘われて

      さ

      らら

      さくら

       らら

         ら




            さ

             らら

             さくら

              さらら      

               らら




   その花びらは

                    さ

  まだ空が知らない         らら

                  さくら

   淡雪のように         らら

                  ら




             さ

            らら

           さくら

          さらら      

         らら



                時にふる雨が

 

       さ       やさしくその上に

       らら

       さくら      そっと零れて

        さらら    

         らら

  




            さ 

            らら

            らら

             らら




    春は爽やかな

                  さ

   朝のぬくもりの色       らら

                   ら

    あたたかな光




                    さ


                     く


           

                    ら

             

                 桜

                が

              咲き

            やがて      

          花びらは

         瞳を彩り

        夢のような

       夢見草の姿

      桜月夜に光り

      天満つ星の如く

       心満つ春の光に

        とことわの時を

        人は願いながら

      桜雨に花は移ろい

    地を染めゆく花びら

  そこには桜の道ができ

 夢見鳥の彩羽のように

春と羽ばたく行先を照らす

花びらの数だけ風に舞う願い

敷き詰められた想いは桜色の道に

 夢があるから道ができ道が夢を繋ぐ

  夢見草とともに見る春の夜の夢は遥かに

   桜。。桜。。桜。桜。。。桜。桜。桜。

    愛。。。。。恋。。。。。。。愛。桜。。

  恋。。。桜。星。。愛。。桜。。桜。。。。桜。

。星。。。。。願。。。。桜。。。愛。。桜。。。 

。。。。桜。。。。桜。。。夢。。。桜。。。桜

。。恋。。。。。。。。桜。。。。。 桜

。。。    桜      桜 

    桜            桜

          桜

  桜            桜

                    桜

      桜

            桜

                 桜

    

     

             葉

   葉     葉  空高く    葉

葉 葉   葉  花びら     空映し

 桜   葉  夢の      瞳に  葉

   の    冬のあとには春が来て

桜の 枝 永く      は  今を  葉

  枝 桜の花       光   輝いて

   の   枝を  葉        葉   

  枝      伸ばし 葉  

の          葉



       


           さくら

         さらさらと

        花びらたち

       風にゆれて

       春の宙を

        舞う





      

                     さくら

                   さらさらと

                  時は流れて

                花のあとには

               葉の翠が輝き

               空に謳う







     花つ月

    夢の続き

    星に舞う

     花びらと

       葉と

         月









           静かに

         頬にそっと

        舞い降りる

       ひとひらの

       花びらの

        春色







                    淡くて

                   あたたかで

                  やさしくて

                それはまるで

               ひとひらの

              言の葉









     巡る春

    巡りゆく

    時と季節

     その色は

       きっと

         淡く





         さ

         らら

         さくら

          さらら

           らら






            らら

             さくら

              さらら     

               らら



さくら さくら


吹きゆく光る風に             さ

                     らら

やさしくなびく             さくら

                    らら

その姿を見て



人は心に          らら

             さくら

春を感じて        さらら      

              らら


時の雨が


たとえふる日も

 

               らら

花びらは夢へと        さくら

                さらら    

続く桜色の道となって        らら

  



さらら さらら              さ

                     らら

風に舞う花びら             さくら

                    らら

その一つひとつが


願いをのせるように     らら

             さくら

              さらら      

季節は静かに          らら


移りゆくけれど

                    さ

                   らら

蕾はいつも             さくら

                 さらら

花はいつも


心の中にあるから

              らら

              さくら

               さらら      

さくら さらら          らら


たくさんの想いや

                   

夢を敷き詰めた            さ

                   らら

桜色の道を             さくら

                  らら


一歩ずつ

               

一歩ずつ           らら

               さくら

踏みしめながら         さらら

                 らら




さくら さらら

                    さ

素敵な春の               らら

                   さくら

ぬくもりは              らら



この心の中に


きっと           さ

             らら

いつでも        らら

            ら

あたたかに




       さ         さ

      らら         らら

     らら      さ    ら

             らら

        さ     ら   

 さ     らら          ら

らら                  ら

    さ      さ

  らら       らら     さ

 さら         ら     らら

                   らら

         らら          

    さ    さくら

さ   らら    らら

らら   ら     ら       らら

 らら               さくら

         ら       ららら

          ら

    らら  

   さくら         らら

   らら     らら   さくら

         さくら    さらら      

        さらら      らら

       らら

   さ   

  らら      らら   

 さら        さくら   

らら          さらら    さ

             ら     らら

                   さくら

     静かに            さらら

   頬にそっと             らら

  舞い降りる           

 いくつもの           

 花びらの              

  春色               

           さ        

           く

           ら


           

           さ

           ら       淡くて

           ら      あたたかで

                  やさしくて

                 それはまるで

  さ             いくつもの

  らら           言の葉の舞

   らら

    さくら

      さく


      











最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
言葉が出ない位、美しいです。 桜の道の部分が私には以前、京都 哲学の道で見かけた流水に揺蕩う花びらに見えました。 毎年、桜の花が散っていく時期に読みたい詩です。ありがとうございます。
活動報告のレビューから参りました。 魔法のようで、美しい呪文のような、 雫さまは、文字を操る魔術師のようですね(^^) 文章も美しくて、うっとりします。 夢があるから道ができ夢が道を繋ぐ という一…
[良い点] 桜の花びらを模した詩……。 とても素敵でした。 感慨深く、それでいて美しいです。 とても素敵な詩です。 他の詩も時間を作ってまた読ませていただきますm(__)m
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