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異色

作者: 雉白書屋

 どうして僕の目はみんなと違うのだろう。

お父さんは生まれつきだとか大人になればみんなと同じようになる

長い目で見なさいとか言うけど

しっくりこないのは僕から目を逸らして言うからだろう。

 僕を見るみんなのあの目。

 嫌だなぁ……。

 ずっとこのままなのかな……。


 でも、なんでだろ?

みんなみたいに、お父さんみたいじゃないのはどうして?

 あ、もしかしたらお母さんに似たのかな?

僕がもっと小さい頃に死んじゃったらしいからわからないけど……。

 ううん。でもそれならこの村に僕と同じような人が

全くいないのは変な気がする……。

 でも大人にいると思うんだけどなぁ。成長すると変わるのかな?

たまに夢に出てくる知らない二人は僕と同じなんだ。

あの人たちは誰だろう。うんと小さいときに会ったことあるのかな?

お父さんに聞こうとしても、この話をすると目の色変えて怒り出すから分からず終いだ。



 あーあ、嫌だな。

 手で片っぽ目を隠してみても同じにはなれない。

 いっそ取っちゃったらどうだろう? みんなと同じになれるかな。

 僕がそう言うとお父さんはその大きな一つ目で僕を見下ろし頭を撫でた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 周りの人は1つ目、サイクロプス?で主人公は普通の2つ目の子なんでしょうか? 最後に父親の対応とかで落として読者に分からせるのがいいですね。
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