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さして怖くも面白くもない創作百物語 2  作者: 弐屋 丑二


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18/24

運気を変える

このシリーズお馴染みの友人の田中さんの話だ。


その日は不運続きだったそうで、仕事で使っている通帳の磁気が弱くなり再発行をしなければならなくなったり、愛用のサングラスを踏みつぶしたり、腹痛で何度もトイレに駆け込む羽目になったり、終いには足が吊ったりと散々だったそうである。


しかし、彼はできるだけ淡々と仕事をこなしたそうである。何故なら、不運が続くと必ず幸運が舞い降りてくるからとのことである。


そんな月並みな話を延々と聞かされ、聞き流していると

「自然な運気の裏返りを待てない場合、2つ俺なりに運気を変えるやり方がある」

怪しげな笑みを浮かべて田中さんが言ってきた。

「1つ目は不運を発表する。どこか人が多いところでな。拡散して祓う的なやつな。なんでかは分からんが、運気の流れが変わる」

「一応、もう1つも聞いておくわ」

田中さんはニヤーッと笑うと

「誰もいないとこで超不貞腐れるんだよ。それでな”俺は不幸だ、不幸だ”って一人でレンジで食い物温める時とかにひたすら言ってみる。するとな、不思議と運が向いてくる」

「俺はツイてるとか俺は幸運だ、じゃなくて?」

田中さんは急に腹を抱えて笑い始めると

「それはそういうポジティブな性質を持つものためのやり方だ。あと注意事項が一つある」

「うん」

「どっちもやりすぎ注意だってことだよ。幸運も不運もずっと続くわけないだろ?自分は幸運だとか不運だとか思い込むのも程々にしとけよってことだ。都合のいい時につまみ食いで思い込めば良いんだよ」

「それは新しいかもしれない」

田中さんは嬉しそうな顔で

「お前、ホラー連載のネタ切れなんだろ?この話使えよ。俺の不幸も発表されて祓えるし一石二鳥だろ。お前の過疎Xブクマして常時監視してるからな!」

「いやそこはフォローしてくれよ……」

「やだよ、クソツイートばかりしてるお前を眺めていたい」

なんだこいつと思ったが、話の内容はありがたく使わせて貰うことにした。


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