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さして怖くも面白くもない創作百物語 2  作者: 弐屋 丑二


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13/24

怖い話かどうか分からないが、ある介護施設に入っている老婆の話をする。


要するに関わると、色んな変なことが起こるという人なのだ。

心霊現象ではない、不幸にもならない。

ただひたすら驚くようなことが起こる。


例えばある介護士さんの彼氏が急に女装にはまってしまったり、猿が庭先に現れたり、野良猫が人の笑い声のような鳴き声をかけてきたり、卵を割ると中身が2つ入っていたり、施設で隣室の歩けなかった老人が急に歩き出して、すぐに元に戻ったり、カラスが何処かから咥えて持ってきたスリッパを落としてきたりと、何とも言えないことが延々と続くのだ。


偶然でない量のことが起こるので、とうとう施設外でも噂となり、職員の方たちも困っていたところ、ある介護士の入社によってピタッと全て現象が収まった。

彼はどこにでも居るような二十代で、霊感があるとか性格が変わっているとか、特殊技能があるとか、そんなことは全くなかった。

ただ、彼の父までは代々遠洋漁業をするような漁師の家系だったらしい。


ここからは自分でなく、田中さんの推測なのだが

「その婆さんが嵐のような運で周りの人を振り回してた所に、嵐を乗りこなす漁師の運気を持った男が入ってきて収まったんだな」

そう酒を飲みながら、いい加減なことを言っていた。

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