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異世界転生トラック

「やったー。遂に完成したぞ!」

俺は完成したマシンを見ながら人気のない倉庫の中叫んでいた。


かれこれ二年前。

俺は大学を卒業後務めていた会社が脱税で倒産した。

社長の愛人による密告によるものだった。

それまで俺は会社で同僚達よりも会社内で業績を常にトップを保ち後輩と部下から支持を受け三十手前でようやく副社長の座までたどり着いた。後は社長の年を待つだけだと思ってたがまさかの事態で会社は倒産しかも脱税で多額の借金を抱えた社長は消え、社内のヘイトは俺に向いた。会社にいたやつらからは、裏切り者扱い。

就活に出ても「社長とグルで脱税で稼いだクズ」扱い。

そのせいでどこにも採用されず路頭にさまよう日々だった。

途方に暮れていた俺の目の前にある一つの〇outubeの広告が俺を変えた。

そう「異世界転生」だ。

物語の主人公は作中で悲しい死を遂げてしまうが、神によって最強のステータスとスキルを手に入れ。記憶を持ったままこの世界とは違ったファンタジー世界に飛ばされるといったものだ。

そこからは作品によってことなるが、まぁだいたい無双してハーレム生活していく。

だがそんなものは話の中だけで実際死んでしまえば成功しても誰にも言えないし話せない。

転生なんてできるかどうかもわかんない。けれどすべてを失ってしまった俺は、頭の中がその話でいっぱいいっぱいになってしまった。

「どうやったら異世界に行けるんだ。」

目が覚めても日夜ずっとそのことしか考えれなくなっていた。

俺はもう誰も知らない未開の地異世界に行くため多くの異世界転生を読み漁った。

そして簡単に行ける方法を発見した。


そうトラックだ。


そんな運よく刃物を持った殺人鬼が俺を襲ってくるわけないし、魔王に召喚だってされない、ならどうするかそうトラックにひいてもらうしかないだが自分から引かれに行くなんて馬鹿はしないそんなのトラック運転手が可哀想だ。だからあくまで無人だ。俺は大型トラックを購入しそのトラックに自動操縦機能を付ける。

知らないai技術を一から組み立てそれが自動操縦出来るようになるまでに二年かかった。

ようやく行ける憧れの異世界に。

期待を胸にしまい家を出る。

携帯につけたGPS機能を確認する。トラックが出発したらしい。このGPS機能はトラックもついていてこの携帯に向かってトラックは最善のルートを通りつつ信号を守りながら突っ込んでくる。俺はトラックが来る前に人気のない畑が一面に広がる道路に向かわなければならない。と言いつつもトラックが来るまで一時間以上ある。俺は腹ごしらえをするためコンビニに寄った。やはり異世界で食えないものを食うべきだろうな。

おにぎりとコーラを手にレジに並んだその時、店内にいたやつが俺のカバンひったくりやがった。

そのままバイクで逃亡。

「お兄さん大丈夫かい?今すぐ警察呼びますね」

店員の焦りとは裏腹に俺はすごく冷静だった。なんせこれから異世界に転生しようとしてるときだ財布は向こうでは使わないならいっそ上げてやればいい。

「いえ結構高いもんなんか入ってないんで」

俺は店を出た。さて道探しでもするかポケットの中から

スマホを、

スマホを、、、

「あああああ。スマホねええええ。」

最悪だスマホを鞄の中に入れっぱなしだった。早く探さないとあいつが俺の異世界転生トラックで死んでしまう!!俺は急いであいつを探しに走った。


あれからどのくらいの時間が過ぎただろうか。一向に見つからない俺は絶望していた。トラックが無人で事故しているならまだしもひったくり犯を引いてしまったら俺は捕まるだろうナンバープレートから犯人扱いで刑務所いきだ。道路で座っていると反対側から大きな音がした、そうまだひったくり犯は生きていた何ならトラックも無事だった。ひったくり犯はトラックずっとカーチェイスしていた。そして奇跡的にここは誰もいない一本道。俺はひったくり犯のバイクに突っ込んでいったがただ突っ込めば俺とひったくり犯は二人まとめて死ぬそんなんじゃだめだあいつと異世界転生なんてしたくない行くのは、

俺一人だ!!!

ひったくり犯からすれ違いざま集中力の切れたやつの腕からバックをひったくる。

いともたやすくバックを奪えた。安堵した俺の前にいたのは、

異世界転生トラックだった。



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