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愛のうた  作者: 愛☆
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プロロ一グ

出会い系で知り合った彼との辛い恋…


第8章

《出口の見えない暗闇》


それからゎ今までよりも会えない日々が長くなった。


メールも2、3日来ない事がザラにあり、すごく寂しい。


でも寂しくても我慢すると決めたし、寂しいとか自分の気持ちを押し付ければまた同じ事の繰り返しになる。


だから何も言えない。


寂しいょ。


早く会いたいょ。



…マサの誕生日から3週間。



別れの危機になり別れ話をしたあの日から会うの初めて。


マサゎ夜にも仕事が入っていて、その合間に来たから数時間しか時間がない。


会えない時間ゎものすごく長いのに、会っている時ゎあっとゆう間に時間が過ぎていく。


このまま時間が止まればいい。


マサの胸に顔をうずめ、マサの背中に手を回した。


マサも愛の背中に手を回し愛の髪を撫でる。


愛ゎ髪を撫でられてゾクッとした。


マサに髪を触られるだけで感じちゃう。


その目に見つめられると壊れそうになる…


抱き合ったままの二人。



マサ:

「もうそろそろ行かないと…」


愛:

「もう行っちゃうの」


マサ:

「また来るょ」


愛:

「またっていつ?」


マサ:

「また来週時間とって来るょ。寂しい思いばかりさせてゴメンね」


愛:

「…もうこのままマサの腕の中で死んでしまいたい」


マサ:

「愛、そんな事言わないで」



マサが帰った後ゎマサの余韻でいっぱいになる。




お風呂上がりにマサが使ったバスタオルさえも愛しくて…顔をうずめる。


さっきまで一緒にいたベッドにマサの匂いが残ってる。


マサのぬくもりがまだ体に残ってる。


1人ぢゃ寂しくて眠れないょ…


毎日一緒にいたい。



マサと会える日ゎ朝から幸せで夜が待ち通しい。


でも約束をしていても急に来れなくなる事がしょっ中ある。


約束の時間が近づいても連絡がこなくて… 携帯の前でひたすら連絡を待つ。


待ちくたびれた頃、平井堅の着うたが流れる。


マサからの電話の着信音。


マサ:

「愛、ごめん仕事がまだ終わらなくて今日行けそうにもなくなっちゃた」


愛:

「じゃぁいつ会えるの?」


マサ:

「明日いくよ」



こんな風に、約束が仕事の都合で延び延びになる事がしょっ中。


会えてもほとんどいつも短時間だし、疲れてるマサに悪いからどこにも行けないし、いつも愛の部屋で会うだけ。


借金背負う前ゎ普通に休日ゎデ一トし、飲みに行ったり色んなとこ行ったりしたけど、今ゎそれが出来ない。


返済のメドがつくまでずっとこの状態が続く…


早く前みたいに戻りたいし、愛と早く一緒になりたいから1日も早く借金を片付けたいと言って、マサゎ休みなしで昼夜働いている。


マサの辛さゎよく分かる。


でも愛も寂しくて辛い。


出口の見えない暗闇にいるようで、いつになったら明かりを見れるのか。


マサを待ち続けて、報われる日ゎ来るのか。


先の事を考えると不安でたまらない。


こんなに寂しくて辛い思いをするくらいなら死んだ方が楽…


死にたい。


でもマサに会ってマサの顔を見ると死ねない。


死んでしまったら、もうマサの顔も見れないしぬくもりを感じる事も出来なくなる。


そんなの嫌だょ。


でも寂しくておかしくなりそうだょ。


マサ、助けて。



第9章 《誕生日》


別れの危機から約2か月後、愛の誕生日。


愛:

「誕生日、少しだけでもいいから顔を見せてほしいな」


マサ:

「愛の誕生日ゎ来るつもりでいるから大丈夫だょ」


いくら忙しくても、イベントゎ必ず時間をとって会いにきてくれる。


マサ:

「プレゼント何かほしいものある?」


愛:

「マサの愛」


マサ:

「言うと思った(照)」


愛:

「ホントに何もいらないょ。マサが会いにきてくれればそれがプレゼントだょ。

…誕生日ゎ抱いてほしいな。」


なかなか会えない日々が続き、会えても短時間が続いていて、最近抱いてもらっていないから…


マサのぬくもりが恋しいょ。



…誕生日の日。


約束通りマサゎ会いに来てくれた。


プレゼントとケ一キを持って来てくれた。


夜、仕事が入っているから朝までゎ一緒にいれなかったけど会いに来てくれただけでとても幸せだょ。


来年の誕生日もこうして一緒にいれるかな。


マサ:

「愛、大好きだょ」


マサの優しい言葉に包まれて、抱かれた。


このまま時間を止めたい。


マサにお祝いしてもらえて最高の誕生日になった。


愛、28歳。

第10章

《温泉旅行》


マサゎこの半年毎日休みなしで昼夜働いているから疲労もかなりたまっていて、体調を崩す事が多くなっている。


会える時間もいつも短時間だから、一緒にお出掛けや外デ一トもこの半年していない。


いつも愛の部屋で会うだけ。


でもどこにも行けなくても、マサに会えるだけで幸せだし一緒にいれれば場所なんてどこでもいい。


でもやっぱりたまにゎ一緒にどこかに行きたい。


マサの疲れもとってあげたいし、癒してあげたい。


愛:

「泊まりで温泉でも行きたいね」


マサ:

「温泉いいなぁ。」


愛:

「行こうょ。1泊くらい時間とれない?」


マサ:

「んーでも温泉行くにゎ先立つものも必要だし、もう少し待って」


仕事の儲けゎ全て返済にまわしてるし、余裕がないマサ。


愛:

「愛が出すから」


マサ:

「…愛のお金で行くのゎちょっと…」


待っていたらいつ行けるか分からない。


マサゎ体調も悪いし明日どうなるか分からない日々だから…


行ける時に行っておかないと二度と行けなくなる気がした。


マサの仕事のスケジュールを見て、行く日を決めた。


旅行日ゎ約2週間後。


待ち通しくて待ち通しくてたまらない。


早く行く日にならないかなぁ。


でも仕事の都合でキャンセルになりゎしないかかなり心配だった。


そして案の定、5日前に…


マサ:

「もしかしたら行けなくなるかも」


愛:

「すごく楽しみにしてるのに…どうして?」


大きな仕事をもらったんだけど、その仕事をやるのに資金繰りがうまくいかないらしく…


うまくいけば行けるけど、ダメだったら行けないかもって…


マサゎまた金策にまわった。


でもあと少しがまた足りなくて最後の最後に愛に頼んできた。


マサ:

「もう俺にゎ愛しか頼る人がいなくて… こんな事ばかり言って本当にごめん。自分が情けない」


土下座をして頭を下げて愛に頼むマサ。


自分がみじめでカッコ悪くて情けないって思ってるマサの気持ちがひしひしと伝わってきた。


好きな人が土下座をして頭を下げる姿なんて見たくない。


そんな姿見るの辛いょ。


愛:

「頭あげて…」


その日マサゎ愛がX'masにプレゼントしたネクタイをつけてた。


なんだかすごく切ない。


マサを信用しているけど、でも全部を信じきれない部分があって不安が…


もしかしたら愛とゎお金目的で付き合ってるかもしれなぃ…


マサ:

「そうじゃないょ。愛の事好きだから、愛の将来の事を色々考えたりしてるし、好きじゃなかったら考えないょ…」


確かにマサが愛の事を考えてくれているのゎ、付き合ってからずっと感じてきた。


だから今までマサを信じてついてきた。


愛ゎお金を貸した。


マサ、信じてるからね…


資金繰りゎ大丈夫になったから予定通り温泉に行ける事になった。


待ちに待ったその日。


お昼前にマサが迎えにきた。


行き先ゎ宮城県の松島海岸。


とてもいぃお天気。


まだ3月だから寒いけど、二人でいればあったかい。


マサゎ疲れてるし、だから宿に直行してゆっくりしようと思っていたけど、せっかく行くんだから見たい所決めておきなねってマサが言ってくれてたから、遊覧船に乗った。

せっかくだから2階のグリーン席に乗った。


マサと一緒に来れて最高に幸せ。


二人で写真をとった。



宿について、二人でのんびり。


予約した貸し切り風呂に一緒に入った。


脱衣場で一緒に服を脱ぐ。


愛:

「なんだか恥ずかしいな(赤面) 」


マサ:

「今更なに言ってるの〜 愛が入ろうって言ったくせに〜(笑)」


お部屋からもお風呂からゎ海が全面に見渡せる宿で景色ゎ最高。


愛ゎ湯舟の中でマサにぴったりくっついた。


マサ:

「愛、大好きだょ。」


愛:

「愛もだょ。」


毎日の寂しさや不安も忘れられた。



寝るのがもったいなくて眠れなぃ。


部屋から見える外の景色ゎ、木が緑色の光でライトアップされていて綺麗。


疲れがたまっているマサゎ先に眠っちゃた。


愛ゎマサの寝顔を見ながらマサにくっついて眠りについた。


…翌日ゎ雨。


マサ仕事があるから今日ゎもうどこも見ずに帰るだけ。


マサと一緒にいれる時間もあと数時間…


高速道路の標識が地元に近づく度、寂しさがこみ上げてくる。


帰りたくなぃ。


でも今回の旅行ゎかなり良い思い出になった。


次また旅行に行けるのゎいつかなぁ。


思い出の写真を見て余韻に浸った。



第11章 《自己破産》


マサの体が日に日に弱っていく感じ。


具合が悪くなる事が多くなっている。


食中毒をおこし入院した時に、胃に穴があいているのが見つかった。


ストレスたまっているから穴もあくよね…


まだ若いのに髪の毛にゎ白髪も混じっているし相当苦労しているのが分かる。


マサゎどんなに辛くても弱い所を見せない。


でもそんなマサが…


マサ:

「もう最近どうでもよくなってきた。

この生活がこれからも続くと思うと気が狂いそうになるし、これから先どうなるか不安でたまらない」


この8か月よく今まで頑張ってきたと思う。


ここまで頑張ってきたのでさえすごいょ。


愛だって不安でたまらない。


借金を片付けなきゃ一緒になれないって言うし、そんな事言ったらこのままでゎ一生一緒になれないょ。


愛ゎいつまで待てばいいの?


寂しさも限界まできてるから…


このままじゃいられなぃ。


前に、自己破産を勧めた事があった。


会社を潰す事だけゎしたくないと言っていたマサ。


でも今ゎ肉体的にも精神的にも限界まで来ているから、考えも変わってきたみたいで…


だいぶ悩んだみたいだけど自己破産をする事を決めてくれた。


今の大きい仕事が終わったら倒産させるって。


そしたら一緒に暮らせる。


愛ゎ今まで寂しさに耐えて、ずっと待ってきた。


信じてお金も貸した。


もし愛を裏切るような事があれば許さない。


愛:

「一緒に住む約束もしやぶったら殺すから」


愛も限界まで来てるから普通の精神状態でゎなく、こんな言葉を口にした。


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