15/33
4-5
二つ目はかぞえ(感想?)歌で、「咲く花に思ひつく身の味気なさ 身に病のいるも知らずて」(大伴黒主)のような歌でございます。
簡易解釈:「どうしてこんなにお花のことが好きなんでしょう?私って病気かもしれません」
三つ目はなぞらえ歌で、「君に今朝 朝の霜のおきて去なば 恋しき毎に消えやわたらむ」のような歌でございます。
簡易解釈:「朝霜は朝におきて消えゆくもの 今朝もまた愛しきあなたのもとを去ることにいたします」
四つ目は例え歌で、「我が恋は詠むとも尽きじ 荒磯海の浜の真砂は読み尽くすとも」のような歌でございます。
簡易解釈:「我が想いはいくらでも詠むことが出来るでしょう!浜の砂の数よりも多くですよ!」




