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それ以来、花や鳥の優美さへの想い、雨露に感じ、巡る想いなど、多くの言葉、歌が詠まれてきました。
難波津の歌は帝をお褒め称える歌の初めであると伝わっています。
※難波津に咲くやこの花冬隠り 今は春方と咲くやこの花
あさか山の歌は女の戯れ歌より生まれたものであると伝わっています。
※安積山影さへ見ゆる山の井の 浅き心を我が思わなくに /万葉集 No.3807
簡易解釈:本来は「安積山影添え見ゆる山の井の 清き心を我が思わなくに」ではないかと考える。
「私たちはこの安積山をそのままに映し出す泉のごとく清い心で接しております、王を不快にさせる意図など全くございません」と言う意味?




