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わかりにくい詩たち

立ち上がれ、堕落

梅の実が

落ちている

埃っぽい舗道に

コロコロと



ミョウガも

落ちていた

少し先の舗道に

ぼとりと



パイナップルも

落ちていた

林檎と並んで

潰れていた



米袋が

落ちていた

何かに踏まれたのか

白いはらわたをぶち撒けていた

シャドウの真ん中で




この世には

色んなものが落ちている

きっと空の上から落ちたのではなく

人間によって堕とされている




私は何も拾わない

それは卑しいことだと教わったから

何も拾わず横目で見ながら通り過ぎる

立ち上がれと念じながら




老人が

落ちている

まるで未来の私のように

舗道にうずくまっている




私は見ないふりをして通り過ぎた



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― 新着の感想 ―
[良い点] ………それは、やばくないですか?笑 [一言] 私の友達は、街に落ちているものをなんでも拾いますよ笑 落ちてるペットボトルとか普通に拾って、中身をところ構わずぶちまける…。・゜・(ノД`)…
[良い点] わああぁ!!わかります!!!!! おかしいですよね!?この世界線!! 私もいつか、というか、もうそうなってきてますが、全てを無視してしまう日が来るんじゃないかと怯えてます。。。 落ちてるの…
[良い点] いやあかん。 落ちてるんとちゃうで?
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