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第80話 準決勝スズカVSア...え?




『長かったイベントが遂に終わりを迎えようとしています!試合前に決定したシードはジークフリート選手なので準決勝はスズカ選手VSアヤネ選手です!』

『スズカとアヤネか...。リア友だとは聞いているが、スズカは恋人だと言いふらしている...。これは一体どう扱えばいいんじゃ...?』

『こ、恋人!?』

『あ、いや、スズカ本人がスレで言ってるだけじゃから実際のところはどうかは知らん。』

『そうですか。...私はブラキじゃさんとなら...いいですよ...?』

『は、はぁー!?!?ばっ!!お、主何を...!?』

『───』



観客席がザワザワとしている。色々と爆弾発言をしたからだろう。



『えー。何故かこの人達がイチャつき出したので運営である私が変わります。はい。では試合始め!』



「「......。」」



私はすずの目をじっと見つめる。


「...ど、どうしたのぉ...?」

「....。」

「お、怒ってらっしゃいます、か...?」

「...。」

「勝手に恋人だっていってすみませんでしたぁぁ!!!」



何故か謝るすず。はて?と首を傾げ、尋ねる。



「何で謝るの?」

「え?だ、だって恋人って...。」

「...私、友達としては好きだけどそういう好きはまだ...分かんない...かな。」

「...そっか....。」

「で、でも!...私...嬉しかった、よ?」

「うっ!!」

「...今はまだ答えは出せないけどいつか答えるよ。」

「...うん。」

「今はこれで我慢しててね?」

「...ん?」

「大好き」



顔が真っ赤になるのが自分でもよく分かる。大好きって言うのだけでもこんなになるなんて思わなかったなぁ...。...恋人...か。



「ん?...すず?」

「...。」

「え?どうしたの??」

「......。」



──ドサッ...!



「すずぅぅーー!?!?!?」

「...。」



『な、なんという結末...。こんな準決勝は初めて見ましたね...。』


『...はぁはぁ...戻って...来たぞ!なんでキョウはあんな化け物に...。』

『ブラキじゃさぁん?』

『げ!!ちょ!ちょっと待て!お座り!!』

『お断りします。逆に私の犬になりませんか?』

『おい!お主そんなキャラだったか!?』

『さぁこっちに来てください。』

『やじゃ!!ワシは試合を見たいんじゃ!!』

『じゃあ私の膝で見ればいいじゃないですかぁ。』

『な!ほ、ほざけ!ワシはずぅぅぅぇええええたいっに膝なんかに座らんぞ!!』


『...。痴話喧嘩は向こうでやっててください。』

『何でじゃ!?は?いやいやいや!!なんで押すんじゃ!?や、やめ!!ほんと!やめてください!!いやぁぁぁぁあ!!!』

『ふふふ。』

『───』



叫び声が消えた後、皆の時が動き出した。



「は!すず!!...あれ?どこに行ったの...?」



辺りを探すがすずはいない。



「...どうしよう...。」



『えーと。スズカ選手は危険な状態に陥ったので強制ログアウトを致しましたのでアヤネ選手の不戦勝ということになりました。』


「え...。」



私の言葉によって...?...そんなに嫌だったのかなぁ...。



心の中がモヤモヤした。そうか。私すずに嫌われたくないんだ...。

今までは嫌われたら嫌われたでどうでも良かったんだけど...。すずだけだよ...。こんな複雑な気持ちは...。



そんな状態のまま、私は控え室に戻った。



────────────


涼香side



「うぅ....。」



私は強制ログアウト処置を受けてしまった。上体を起こすと、私の部屋着にはべっとりと血が着いていた。鼻血だ。あの大好きにやられてしまったのだ。



「あの笑顔は反則だよぅ...。」



そう一言呟き、ベッドを離れた。





まさかの不戦勝...。なんかすみません。

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― 新着の感想 ―
[一言] えぇ.......?
[良い点] 尊い [一言] もっと増やしてもいいんじゃよ?
[一言] 落ちが全憧れ的な展開だったので謝る必要性はないかと。 笑顔と言葉にある意味でやられた事が現実にフィードバックするのか知りたいですね〜 そうなると昔から好きであった人に告白して心臓が止まる人も…
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