第678話 いっぽーそのころ♡
──スズカside
『す、ずぅ...んっ...』
触れれば触れただけ小鳥の囀りように可愛らしい啼き声を上げるあや。あやと久しぶりに再会してからは毎日のように熟れた生活を送っている。...もちろんあやが嫌がらない範囲でやってるし、あやの毎日の外泊の許可も刀夜さんから貰っている。
「...可愛かったなぁ。」
「...スズカさん久しぶりに来たと思ったら元気ですね。そっち側でアヤネと会えたんですか?」
「ふふ、えぇ。今あやはブラックアイにいるらしいわ。」
「そうですね。私もそこの試練の塔で会いました。」
「あれ?そうなの?」
アリス曰く、ペパポペルとかいう七大罪に操られてあやと戦ったのだとか。気がついたらこの家のベッドで眠っていたらしいけど、戦っている最中は意識があって辛かったのだとか。
「...私がアヤネを攻撃するなんて...。いえ、もっと強くなって操られないように...。」
「ペパポペルねぇ...。私も気をつけるわね。」
「えぇ、そうしてください。」
メラメラと闘志を燃やすアリスと別れて私は外に出る。ふわりと浮かび上がって家の屋根に座り込むと日の温かさで眠くなってきた。
「ふぁぁ...ん...。」
こっちではまだあやと合流できないが、向かっているということは聞いてるのでしばらくはこの街で待つことにする。
──ヂヂヂッ...ヂヂッ...
6個集まると私の体を浮遊させるほどの効果を持つ銀雷玉を指でつんつん弄っていると突然とある事を思い出した。
「...そういえば私の力ってまだ未知数なのよね。」
ちょっと前にこの街に襲いに来たアルテリアちゃんと戦った時に本気を出したけれど、まだ余力はあった。それに通常形態の方の戦闘もあまりしていないからどこまで私が戦えるのかがよく分かっていない。
「...試練の塔、行こうかな。」
こうして私の試練の塔挑戦が急に始まったのであった。
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──アイリスside
「あっあっ、める...やめぁ〜〜っ!?」
「人間の体はどお〜?気持ちい〜?」
「くっ...ぜ、んぜんっっ...あっ!?」
人間になったばかりの体を好き勝手にされている1人の金髪少女のアイリス...こと私はメルに体を許してしまっていた。始まりは私の股から出てくる血をメルに見られたあの日から。動けない私をメルの体が包んで移動してくれたが、ずっと気持ちいいがいっぱいで頭が狂いそうだった。...そしてそれは今もそう。
「は...は......は......」
「かぁいいね〜アイリス〜?」
息切れなんてしなかったはずの体はもはや遥か昔。私を見つめるメルの翠色の瞳が濁って見える。また近づくメルの唇。一体私はいつまで...
「だれか...たすけ...」
「今はみぃんなアヤネがいなくて大変そうだから助けなんて来ないよ〜♡」
「だれ、か...」
「私は〜アイリスが壊れても〜大好きだよぉ〜?」
「たす、け...んむっ...」
「ぷはっ...だ・か・ら〜...壊れちゃってよ。」
真顔のメルはそれはそれは恐ろしかった。私の意識はそこでなくなった。
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──メルside
「んふ...ふふふ...アイリスが悪いんだよ〜?いつも危ない目にあってさ〜?」
「んぁ...んっ...んぅ......」
「それでも危ないところに行っちゃってさ〜。」
「んぃっ...ぁぅ...」
「私の気も知らないで...さ!」
「ひぁっ!?ぁあっ...!」
「ふふ...まだ声出るじゃん。ちゅっ...」
気絶したアイリスの体を満遍なく弄り倒し、アイリスにキスをする。ピクっと動くアイリスの体。やっぱりアイリスは可愛いよね〜。
「...そろそろだよね♡」
アイリスが私のところに堕ちる。その時はもうそろそろだ。もし堕ちてきたならばアイリスは...もっと可愛くなるよね...。ちょっと前までならみんながいてできなかったけれど、アヤネが行方不明になった今、私とアイリスを気にする者はいない。
「次に目覚めたらアイリスは私のモノ...♡」
「ぃゃ......ぁ......」
○TIPS○
・スズカさん
アヤネたんと会えて元気いちおくばい。ゲーム内でも早く会いたいけれど、今のアヤネたんのレベル(700越え)を聞いて自分のレベル(現在286)を上げようと決意した。
・アリスちゃん
ペパポペルに操られて1種のトラウマを植え付けられた。もう操られないように鍛えようと決意した。
・アイリス
せっかく憧れだった人間(擬き)になれたのにメルによって愛玩用の人形にされてしまった悲しい子。きっと次に目が覚めたら目には大きなハートマークが浮かんでいる事でしょう。
・メル
現在の混乱に乗じてアイリスを調ky...えー...色々頑張った。頑張った!好きなプレイは両手足をスライムで拘束して(以下略
んー...今話はメルが暴走しましたね(他人事)




