第620話 6人揃えば姦姦しい?
「と、いうわけであやには今からマッサージを受けてもらいます。」
「え、なんで?」
「んふふ...あやったら見ててって言ったのに私を手助けしたじゃない?あやだったらこの意味...分かるよね?」
「......。」
えーと...つまり...戦闘の邪魔をされたからマッサージという名のお仕置きするってこと...だよね?
「へへへよく分かってるじゃない。」
「な、なんか笑い方がおかしいよ...?そんな笑い方初めて聞いたよ...?」
「そんな事より!今日はあやのために特別ゲストを用意しております!」
「ぜ、絶対すず達のためでしょ!?」
「ふふふふふ...。ではどうぞ!」
「アヤネ〜今日は気持ちよくするからね〜?」
「さっきぶりですねアヤネ。」
「お邪魔するわねアヤネたん。」
「ろくでもないことじゃからわしは来たくなかったんじゃがな...邪魔をするぞアヤネ。」
「アヤネたんお邪魔しますね!」
「メルにアリス?ルーナさんにブラキじゃさん...それにキョウさんまで??」
「そうよ!ルーナはあやの事が大好きだから納得できるけどこの2人は不思議でしょ?」
「え、ルーナさん私の事大好きなの?」
「...はい。」
顔を赤くして俯くルーナさん。いつも学校で見るクールな凛ちゃんと違って不覚にもキュンと来てしまった。...ふとすずを見ると笑顔でニッコリしていたのがこわかったです。
「そ、それでルーナさんは分かったんだけどブラキじゃさん達はどうしてここに...?」
「わしはこやつに拉致んむっ!?」
「私はマッサージする側だけどこの子はアヤネたんと一緒に受ける側だから安心して!」
「え?それはまたどうして...?」
「むぅ!ぅむぅっ!!」
「アヤネたんとブラキじゃさんって似てるじゃない?揉み心地というか...人によって違うのかなぁなんて思ってね。」
「それ絶対体型が似てるだけでしょ!?」
「そうとも言う。」
「むぅぅぅっ!」
「さて。早速マッサージを始めましょうか。」
すずがそう言うとブラキじゃさんとメル以外の目がキラリと光った。...ように見えた。私はすずとアリスに、ブラキじゃさんはキョウさんに抱きかかえられながらベッドまで運ばれる。
「え、私のベッドでやるの...?」
「あ、私のベッドでやりたかった?もしかしたら色々と濡らしちゃうかもしれないけど。」
「うっ...。」
その色々と濡らすってどういう事なのかを聞く前に私たちは共にベッドに投げ出された。
「...こう見ると姉妹みたいね。」
「何言ってるの...」
「つまり姉妹丼...ってこと?」
「わしもうかえっていいか?」
「ダメに決まってるでしょブラキじゃさん?アヤネたんと一緒に気持ちよくなりましょ?」
すず達が私のベッドを囲う。ジリジリと近寄ってくる皆に恐怖を感じるけどここで逃げたらブラキじゃさんがどうなるか分からない...。できればブラキじゃさんだけでも助けてあげたいんだけど...
「ふふ...あやはそういう性格よね。自分に関することに巻き込まれた人を放っておけない。」
「だから私たちに食べられるんですよ...そうです。これは教育、です。」
「私はよくわかんないけど〜気持ちよくなるポーションならあるよ〜?」
「メルちゃん凄いわね...後で1ダースぐらい売ってもらえるかしら」
「あ、アヤネ...わしお主から離れたら死ぬ気がするんじゃぁ...!」
涙目で私にしがみつくブラキじゃさん。ちょっと右腕掴まれると抵抗しにくいかもだから離れてもらってもいいかなぁ?
「嫌じゃ...!」
「それじゃあぬぎぬぎしちゃいましょうね〜。」
「ぬ、脱ぐ必要ないじゃろ!?」
「ふふふ...何言ってるのかしら?普通にエステじゃ脱ぐわよねぇ?」
「ひっ...そ、そうなのか...?」
「そうそうだからぬぎぬぎしようね?」
ブラキじゃさん...情報屋だけどそっち方面には弱かったか...。いや、私も嘘か本当か分からないんだけどね...?
あ、ちょっとメル私の服脱がさないで...!!
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○TIPS○
・攻守
攻め4人。受け2人。...誰とは言わないが。
・メルのおくすり(意味深)
メルの体質は食べた植物の効果を持つポーションを唾液として分泌させる。ちなみにマッサージをする前にすずがメルに食べさせたものはビクン草という所謂アレな植物。
・この後の展開
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