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第610話 大事件?

今日は色んな意味で長くなりました。




「ふ、ぁ...ん...。」

「今日は一段と眠そうね...?」

「んー...んぅ?」

「あ、理解出来てないわね。」



今日は朝からずっと眠い。気を抜いたら倒れそうなほど眠い。なんでこんなに眠いのか。授業中もすずに起こしてもらわないとまともに受けれない。



「んん...すぅ...」

「もぅあやったら...もうすぐ帰る時間だから我慢して?」

「んやぁ...。」

「もうだめだってば〜。」



「な、なんか今日は一段とイチャイチャしてんな...」

「キマシ?キマシ??」

「いつもキマシだろうが。」

「...先生授業に集中してください。」

「っとそうだったな。すまない。」



「...あやには私がいないとダメなんだから。」

「んへへ...ぇぅ...。」



「...まさかとは思うけど睡眠薬盛っ───」

「──永眠させてあげましょうか?」

「イ、イエナンデモゴザイマセン...」



───────────


「...今日はあやにサプライズしようと思ったのになぁ。」

「すぅ...すぅ...。」



もはや意識を保つだけで精一杯。すずの独り言しか聞けないのが残念でしょうがない。私もすずとお話したい...。あ、でもすずの言うサプライズがどんなものなのか気になるなぁ。



「まぁ明日でもいいかしらね。」



私を抱っこして頭を撫でるすず。まるで赤ちゃんみたいな扱いに恥ずかしく感じてしまうが眠過ぎて体が動かない以上なでなでを甘んじて受ける必要がある...。



「すぅ...すぅ......」

「もうすぐ着くからね。」



どこに向かってるのかを心眼で確認しようにも、心眼は意外と疲れるから使えない。まぁきっと私の家に違いな───



「ただいまぁー」

「...。」



デスヨネ。




「おかえりお姉ちゃん。」

「ひっ...た、ただいま。」

「...。」



雪華ちゃんだ!ってすずがなぜか怯えてるような気がするんだけど...?雪華ちゃんとの間で何かあったのかな?



「彩お姉ちゃん寝ちゃってるの?」

「...えぇ。今日はもう起きないかもしれないわ。」

「ふぅん?今日も彩お姉ちゃんと一緒に寝るつもり?」

「えぇ。2()()()()()でね。」

「...ふふ。そっか。」

「っ...。」



なんか背筋が凍るような感覚を覚えた。こう思いたくないんだけど...まるで雪華ちゃんが...私の敵であるかのような...。私の妹でもある彼女に抱く気持ちでは無いはずなのになぁ...?



...いざとなったら動ける準備をしないと。



────────


「そろそろ寝よっか...ってあやはずっと寝てるわね。」

「んんぅ...。」



ごめんね〜...。今日はちょっと体が動かないんだよね...凄く頑張って動かそうと思えば動かせるんだけどそんな気力がないっていうか...。



──パチッ...



部屋の電灯を消してすずが寝転ぶ私の隣に潜り込む。



「おやすみ、あや。」

「うぅ、ん...。」



おやすみ、すず。





......


..........


...............



...何しに来たの雪華ちゃん。



──ひた......ひた.......



私たちが眠る中(私は意識だけ起きてるけど)、忍び足で忍び寄る雪華ちゃん。ゆっくりと毛布を捲って肌が外気に晒される。



「...今日は彩お姉ちゃん起きないんだよね?」

「すぅ......すぅ...」

「...お姉ちゃん。私の気持ち、受け取って。」



──チャリ...


何やら音のなる物を持ってきているようで何かゴソゴソしている。プレゼントか何かを持ってきたのかなとも一瞬思ったけれど声の震えからちょっと違うと思った。



「声、出されちゃ困るから...少しだけ苦しいけど我慢してね。」



──ビッッ...!!ビリッ...!



「っ...せ、雪華...?何して...んむっ!?」



ガムテープを剥がす音が部屋に響き、すずがその音で目覚める。ここでようやく私は雪華ちゃんがすずを襲ったことを理解した。まさかとは思っていたけど...実の姉を襲うとは思わなかった。



「ふ、ふふふ...お姉ちゃん...彩お姉ちゃんの前で気持ちよくなろっか。」

「んんっ!んんー!」

「じゃあま・ず・は〜」



───ギュッ...!!



「だめだよ雪華ちゃん。」

「っっ!?!!?」




精一杯体を動かすという信号を送り、無理やり体を働かせる。雪華ちゃんを後ろから両腕を巻き込むように抱きついて拘束し、夜ももう遅いから耳元で小声で話す。




「すずは私のものなの。...別に好きになるぶんには良いけど、こういったこと(強姦紛いのこと)はよくないんだよ?」

「ひゃ、ぅ...ふぁ、ぃ...。」

「ほら。すずにごめんなさいは?」

「あぅ...お、お姉ちゃ、ご、ごめんなさ...。」

「うん。よくできました...。」



────ピリピリッ、ピリッ!

───チャラッ...チャリッ!



すずの口に貼られていたガムテープをゆっくり剥がして、手首を拘束していた手錠を外す。



「「「...。」」」


「...まさか雪華ちゃんがすずのことを好きだとは思わなかったなぁ。」

「...そうね。てっきりあやを狙ってるものだと思ってたわ。」

「「...え?...雪華 (ちゃん)?」」


「え、えっ、とぉ...逃げるが勝ちッ!!」



───ギュゥッ...!



「逃げちゃだぁめ。」

「お姉ちゃんに話しなさい雪華。場合によっては擽り刑も視野に入れるわよ。」

「あ、あゎゎ...」



こうして雪華ちゃんによる姉2人大好き事件は幕を閉じたのであった。ちなみに私が雪華ちゃんを拘束してすずが尋問(擽り)してたけど途中で私の意識が落ちちゃったからどうなったのかは分からないけどやけに()()()()()()()()()が部屋に響いていた気がする。



雪華ちゃんついに動き出したと思ったら即失敗しました。逆に返り討ちにあって擽り調きょ...擽りで快楽お...気を遣ってしまいました。夜は長いですね( ◜ᴗ◝)و(紳士)



...ガムテープと手錠はもちろん雪華ちゃんに使われましたとさ。

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[一言] グッピー「_人人人人人人人人人人人_      >突 然 の 温 度 差<       ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄」
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