第602話 据え膳
【強いのは】アヤネたん強すぎん?【分かってたけど】
14.名無しの人形遣い
シアちゃんの配信見たけどやばかった
15.名無しの上級双剣士
≫14
シアちゃんやセレスちゃんの配信って彼女たちの目線から見れるから臨場感すごいよな
16.名無しの上級鞭使い
なにあの動き怖すぎ...
17.名無しの上級槍使い
≫16
それな。しかもこっちのサーバーでの上位陣と戦ってる時とは違ってマジの殺気を感じたわ。
18.名無しの中級魔剣士
≫17
あれがアヤネたんの本気なんだよ...俺は戦いたくないね
19.名無しの大盾使い
俺の防御もすぐ突破されそう
20.名無しの上級大剣士
たしかセレティシアちゃんモードは全ステ10万越えだったよな...?
21.名無しの上級双剣士
≫20
前に配信で公開してたな。あんなのにまともに打ち合えるとかアヤネたん何者だよ...
22.スズカ
≫21
あやは私のお嫁さんよ。それ以上でもそれ以外でもないわ。
23.名無しの上級双剣士
≫22
お、おう...まさかこんなスレにまで来るとは思わなかったぜ...
24.名無しの上級魔物使い
≫22≫23
なんか草
25.名無しの中級魔剣士
それよりアヤネたん達の戦闘の考察しようぜ
26.名無しの人形遣い
せやな
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「ふぅん...?あや...そんなことしてたんだ。」
「すぅ......すぅ......」
外壁工事を手伝いに行くっていってたから危険なことは無さそうと思っていたのにまさかYtubeで有名なシアちゃん達と戦っていたとはね。
「...あったかい。」
「ん...ぅ...?」
「子供体温かな...。」
さっき帰ってきたあやはもう既に眠っていた。アリスの背中で小さくなっているあやはそれはそれはとても可愛かった。...じゃなくて。いや可愛かったけどそうじゃなくてそれを見て私はすぐに何かあったと察した。あやは激しい戦闘のあとは大抵気絶するか普通に眠たくなるかのどっちかだからね。
「念の為あやの家まで来てみたけど大丈夫そうね...。」
「ぅへへ...。」
「...なんの夢を見てるのかしらこの子は。」
黒い艶々の髪を撫でて私もベッドに潜り込む。寝返りを打ったあやを後ろから抱きしめて首筋に顔を埋める。
「すぅ...はぁ...。」
「ゃん...」
「......なんか...ムラムラする...。少しだけ...少しだけなら...」
───据え膳食わぬは女の恥───
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「おはようあや。」
「うっ...なんでいるの...?」
「ダメだった...?」
「ううん。すずの家遠いのによく来たよねって。」
「ふふん。あやが心配だったからね!」
「そっか...」
昨日はなにしたんだっけ...あー素材集めの後にセレティシアさんと戦って...3回意識が無くなったんだっけ。
「ひぅっ...っ!?」
な、なんか...胸が擦れて擽ったいような...?よく分からないけどすずなら何か知ってるかな...?そう思って見てみるとすずは目を思いっきり逸らして下手な口笛を吹いていた。
「...すず...。」
「な、何かしら?」
「私の胸になにしたの...!」
「別にコリコリなんてしてないわ!あ...」
「こりこり...?」
なんか怒られちゃった。こりこりってなんだろう?でもすずは何もやってないとしたら私の体がおかしいのはなんでなんだろう...うぅん...。
「そ、それよりも早く朝食食べましょ!」
「そうだね...。うぅ...なんかパンツが濡れてるような...。」
おもらしする歳でもないのになぁ...。
まぁきっと(......)食べられちゃったんでしょうね。




