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第575話 赤星




「ちなみに名前は和名:青星から取ったシリウスだよ。」

「そっか...。ってならないからね?」

「浮いちゃってるしね。」

「そこもだけど。」



なんなら打ってる最中も浮いてたから掴んで抑えるのがちょっと大変だった。まぁそこまで力は入れてなかったけどね。



「ねぇメル。」

「なぁに〜?」

「実験に付き合ってくれない?」

「...嫌な予感するけど死にはしないだろうからいいよ。」

「じゃあ一旦所有者をメルにするね。」

「...やりたいことが分かってしまった。」



メルにシリウスを装備させて私は短刀をインベントリから取り出して構える。やりたいことはたった一つ。ちゃんと所有者を守ってくれるのかどうかだけだ。



「ギリギリで止めるから安心してね。」

「う〜ん怖いものは怖いんだけど〜??」



そういって諦めたように笑う...苦笑い?したメルの首筋目掛けて短刀を振った。


──ヒュッ...コツン...



「ひっ...」

「おぉ...」


無闇にぶつけて耐久値を減らさないように寸止めしたらコツンとシリウスに当たってしまった。さっきまでメルの左側で浮いていたのにいつの間にかメルの右側にあって私の攻撃を受け止めるように浮いている。



「すごいねこのスキル。」

「すごいねじゃないよ〜??なんで首筋狙ったの〜???」

「実験はおしまい。ありがとうねメル。」

「うん。役に立てて良かったよ〜...じゃなくて!!」

「次はアンナさんの武器造るね。」

「...はぁ...分かった〜。傍で見てるね。」

「うん!」



アリスの武器の次はアンナさんの武器。狙うは守る事に特化したスキルを持つ短剣。素材は守ることに関しては多分凄いだろうマリンガーディアンの装甲にフロストストッパーの氷鱗。フロストストッパーはもう1人の私...いや、すず曰くあやちゃんが倒したから私が倒した訳じゃないけど使わないのは勿体ないから使うことにした。あとは私の手の鱗数枚と欺瞞の王の頭の一部かな。ん?なんで私の手の鱗があるのか、だって?...焔無効になったら強そうじゃない?まぁまぁ痛かったけど。



「今日はこれができたら終わろうかな。」

「もう丸2日経ってるしね〜。」

「あはは...。」



メルに向けられるジト目から目を逸らしてアンナさんの短剣を取り出す。名前は『岩人象王の巨短剣』だからアリスの前の武器の名前とほぼ同じ。素材も同じだからね。



いつも通り短剣本体を燃やしてマリンガーディアンの装甲と混ぜ合わせる。それと私の手の鱗...は焔が効かないから燃えないし硬いけど私のSTRの高さによるゴリ押しで無理やり混ぜ合わせた。

フロストストッパーの氷鱗は燃やすと溶けちゃいそうだから欺瞞の王の頭の一部と一緒に《錬金鍛治》で打ちながら馴染ませようと思う。


───カァァァンッ!!カァァンッ!カァァンッ!



──カァァンッ!カァァンッ!カァァンッ!カァァンッ!



「よし...!」



完成した剣の名前はアンタレス。青とくれば赤って感じで安直だけどカッコイイと思わない?英語にすればAntares Sword。私のChaos Swordと同じだけど結束感があって良いよね。うん。


色んな素材を使ったはずなのに何故か剣の色は私の鱗の色である真紅の色だった。これを見たからアンタレスって名前にしたのもあったりなかったり。思えば私の手の鱗をすず達の武器に使えば良かったかなぁ...いや気持ち悪いかな...?



あとは鞘も新しく作り直して完成。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【名前】Antares Sword:品質16

【説明】岩人象王の血が染み込んだゲイザアイアン魔合金、マリンガーディアンの装甲、フロストストッパーの氷鱗、そして焔龍王の焔鱗が混ざったマジやべ...凄まじく硬い紅剣。これにはウルツァイト窒化ホウ素やロンズデーライト、ダイヤモンドもビックリである。この剣は氷結属性と焔属性を無効化し天魔石が混ざっていることにより凄まじい剣速を生み出すことができる。



【武器スキル】《氷結魔法LV.1(new!)》《焔魔法LV.1(New!)》《軽量化LV.─》《焔氷結属性無効化LV.─(New!)》《超耐久LV.─》《ディフェンスアシストLV.1(New!)》《無敵LV.5》《分身LV.1(New!)》



耐久:2546→31440


STR:356→6036

VIT:500→1520

DEF:1980(New!)


【製作者】アヤネ

【所有者】アンナ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


■■■■■■■■■■

【名前】《氷結魔法》消費MP:技による

【効果①(LV.1)】所持者にレベル1上昇する毎に1つ氷属性の上位属性である氷結属性の魔法を与える。


【効果②(LV.1)】所持者の氷結属性魔法攻撃力を上昇させる。


LV.1:INT+10

■■■■■■■■■■

【名前】《焔魔法》消費MP:技による

【効果①(LV.1)】所持者にレベル1上昇する毎に1つ炎属性の上位属性である焔属性の魔法を与える。


【効果②(LV.1)】所持者の焔属性魔法攻撃力を上昇させる。


LV.1:INT+10

■■■■■■■■■■

【名前】武器スキル:パッシブ:《焔氷結属性無効化》

【効果①】氷結属性と相反する焔属性を持つことにより氷結属性攻撃を無効化する。


【効果②】焔属性と相反する氷結属性を持つことにより焔属性攻撃を無効化する。


LV.1:DEF+25

■■■■■■■■■■

【名前】武器スキル:パッシブ:《ディフェンスアシスト》

【効果①】所有者が防御しようと意識している時、その行動をサポートするように剣が動く。その際に少しだけ耐久値を消費する。


【効果②】防御魔法に補正がかかる。


LV.1:DEF+20

■■■■■■■■■■

【名前】《分身》消費MP:500

【効果①(LV.1)】自身とそっくりな双子の分身を召喚することができる。それぞれ焔属性魔法、氷結属性魔法を得意とする。


【効果②(LV.10)】分身の焔属性、氷結属性魔法攻撃力が上昇する。


LV.1:MND+20

■■■■■■■■■■



「短剣なのに魔法特化なんだね。」

「でもちゃんと防御にも特化してるね〜。」



特に焔属性、氷結属性共に無効化が凄い良いと思う。また強い武器を造ってしまった...なんてね。


あと2話ぐらいは武器作りです...。

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